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みんな、「今」を一生懸命生きようぜ

注)このnoteは、株式会社ネクイノ代表取締役の石井健一が株式会社ネクイノメンバー向けに書いているnoteです。そのため、使用している用語に通常で使われているものと意味合いが異なる場合があります。

0.はじめに

今回のnoteは、完全に個人的な話です。2022年の足音が聞こえ始めてきたこの時期に、改めて考えていることをまとめようと思って筆を取りました。(正確にはマウスを持ちました、が近いかな・・・)

1.2021年に起こった(個人的な)出来事

noteだけじゃなくてFBやtwitterなども含めて、僕は自分の家族に関することをあんまり書かない主義なのですが、今回初めて家族(祖父・祖母)について書きます。

祖父・祖母については日頃から、「じーちゃん」「ばーちゃん」と呼んでいたのでこのnoteではそれに倣い「じーちゃん」「ばーちゃん」と綴ります。

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じーちゃん(庄一郎)とばーちゃん(とし子)

僕は1978年生まれの43歳で、埼玉県産の父と、これまた埼玉県産の母との間に生まれた生粋の埼玉県民です。家系図を遡る限り、埼玉の血しか流れていないようです。ちなみに、父は婿養子で↑↑↑のじーちゃん、ばーちゃんは母方です。

この、じーちゃんとばーちゃんの間には三人の娘が生まれまして、長女が僕の母親になります。じーちゃんは昭和初期の男らしく、どうしても「男の子」が欲しかったそうなんですが残念ながらそれは叶わず。「男の子」の夢は次世代に引き継がれました。

念願が叶います。

じーちゃん、ばーちゃんから見たら「長女(母親)の最初の子供=僕」が男の子だったのがよほど嬉しかったらしく、生まれる前から僕の名前は「健一」と決まっていたそうです・・・この時点で、溺愛フラグ成立ですね。

僕には2歳下の弟と、8歳下の弟がいるんですが、この2歳下の弟が生まれたん瞬間、僕の生活は一変します。

うちの実家はいわゆる田舎の2階建てなんですが、弟が生まれると当然僕の母親は弟にかかりっきりになる。そうなると必然的に(待ってました!と言わんばかりに)僕はじーちゃん、ばーちゃんと2階で寝ることに。この瞬間、ばーちゃん子の健一が誕生します。産みの母親こそ違えど、完全なる育ての母親になります。

どのくらいばーちゃんにかまってもらっていたのかを改めて考えると

1.魚(サンマなど)はほぐしてもらわないと食べられない
(しゃけフレーク並にほぐしてもらってました)

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(写真は楽天レシピからいただきました)

2.とうもろこしはそのままかじれない
(ぜんぶバラしてもらってました)

とうもろこしロースト④-1024x768

(写真はネットからいただきました)

3.スイカは種があると食べない
(ばーちゃんが必ずタネを取ってくれました)

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(写真はネットからいただきました)

、、、っとまあ「恥ずかしいからやめなさい」と言われるような現在の大きな要素をばーちゃんが作ってくれました。今から考えても、「そこまでするかー???」ってくらい可愛がってもらいました。

2.2021年5月、そして10月

ここ2年、コロナ禍っていうこともあってあんまり実家に帰れない(帰らない)状態だったんですが、今年の5月にばーちゃんが、10月にじーちゃんが相次いで天国に召されてしまいました。一番最後にばーちゃんに会ったのは、2020年の夏かな。ロードバイクで都内→実家70kmの旅をして帰ったのを覚えてます。

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(その帰りに撮った埼玉スタジアム2002の横顔)

特にばーちゃんの葬儀はコロナ禍真っ只中っていうこともあって、かなりの厳戒態勢で行われたのですが、家族葬で小規模で、ってアナウンスしてたにも関わらず「とし子さんの葬式に行かないわけにはいかねぇ」と100 名以上の方に参列していただいたのを昨日のように覚えています。うちのばーちゃん、僕だけにじゃなくて周りの人みんなに世話焼きで、お節介で、みんなから慕われてたみたい。僕は18歳から一人暮らしを始めちゃったのであんまりよく覚えていないんだけど、確かに友達が多いめちゃくちゃ世話焼きな人でした。

で、そんなばーちゃんの葬儀から一息もない間につづけてじーちゃんが10月に亡くなって、今日(12月6日)いわゆる49日(我が家は神道なので49日ではなく50日祭という、正確には葬儀も「神葬祭」っていうみたい)を終えて一段落できたのでこのnoteを綴ろう、と思ったわけです。

葬式の時の親戚のおじさんの言葉で初めて知ったんですが、我が家のじーちゃんは有名な「米作り名人」だったらしく、近隣だけでなく遠方からも米の作り方について教えを乞う人がひっきりなしだったんだそうです。近くにいるとそんなこと露とも知らず、ただの陽気なおじーちゃん・・・しか知りませんでした。

そうそう、じーちゃんばーちゃんは果物が好きで、僕のおすすめの桜島の小みかん送るよー、、、って2020年の夏に言っていたのですが(小みかんの旬は12月)、2020年に送れず結局じーちゃんにも、ばーちゃんにも食べてもらえなかったのが本当に残念です。。。言ったことは、思わせぶりにならないようにちゃんとやろう。戒め。

3.で、改めて。

じーちゃんは昭和7年の生まれで、ばーちゃんは昭和9年の生まれ。戦争時代を生き抜いて、その後の日本の高度成長をまさに支えてきた世代。大流行したコロナにも負けず大往生でした。今の自分を構成している要素の多く(ほとんどって言っても過言ではない)を僕はじーちゃん、ばーちゃんから与えられて大人になったわけですが、感謝を伝えようと思っても、もう物理的に何かをすることはできなくなっちゃったわけです。

現代って、めちゃくちゃ忙しかったり、いろんなしがらみに囚われてしまってやりたいこと、したいことができなくなりつつあります。でも、親孝行とか、ジジババ孝行とか、「思ったら今すぐ」やるべきだな、と改めて思いました。

親孝行、したいときには親はなし。

これは、両親やジジババだけではないと思います。ちなみに我が家の愛犬(コタロー♂)は14歳?らしいんですがこれまた老犬です。次帰る時までに元気で生きてくれるかわかりません。なんで、今回もたっぷり愛を注いできました。

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(コタロー♂14さい。鎖はリアルな鎖です)

4.思い立ったら吉日

もうすぐお正月です。ぶっちゃけ、顔を見るだけ、話すだけならFacetimeとかCallingでも十分な時代です。そんな時代だからこそ、リアルに顔を見て、体温を感じで見ることも必要なのかもしれません。だから、みんなできる限り親孝行とか、ジジババ孝行とか、ペット孝行、パートナー孝行とかできることを考えてみてください。

そして、今日、この瞬間を生きている僕たちは、「その一瞬一瞬を無駄にすることなく、精一杯生きることに時間を使う」ことが今を生きている人々の責務なのかな、って改めて思いました。

じーちゃん、ばーちゃん。向こうでも喧嘩せず仲良くやってください!
そして、孫が頑張っているところをそっと応援してください!
向こうの仲間に自慢できるような孫になります。

2021年12月6日

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