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2020年の収入公開note、あるいは零細事業者のための青銅の羽根の拾い方【実践編】

王は神に対してのみ報告する
(イングランド王エドワード3世)


この発言は何の話かというと、会計の話である。「王は神に対してのみ報告する」というとなんとなくカッコよく聞こえるが、要するに会計報告をサボるよという宣伝であり、我々自営業者に喩えるなら確定申告の放棄である。

エドワード3世が即位していた14世紀はバリバリに王権が強い時代なので、国王が会計報告サボる宣言をしても誰もそれを咎めることはできなかった。

羨ましい話だ。僕たちも「神に対してのみ報告する」と言い張って確定申告をサボりたいものである。どうだろう。ここで提案なのだが、どうしても確定申告をしたくないあなたは今年の確定申告を放棄してみて、税務署にツッコまれたら「税務署に書類など出さない。私は神に対してのみ報告する」と言ってみてはどうだろうか。何しろ700年近く前に国王が使っていた由緒正しい言い訳なので、無罪放免になるに違いない。試す時はくれぐれも自己責任でお願いしたい


さて、今週は前回の続きである。僕は2020年度の確定申告のための作業が既にあらかた終わったので、売上・経費・収入・納税額などが大体分かっている。今週はこれを公開する。(もちろん、まだ年が明けてないので多少変動するが、大きくは変わらないと思われる)

今年の会計にあたり思想的根幹になった『青銅の羽根の拾い方』については、先週の「理論編」記事で書いた。


先週の記事で書いたように、この『青銅の羽根の拾い方』を実践するためには、年収を○○円以下に抑える必要があった。そして今年、僕はこの条件をクリアするために年収を150万円以上圧縮した。我ながらなかなかよく戦った方だと思う。ここ1~2ヶ月、会計調整を頑張った自分に敢闘賞をあげたい。

ということで、今週はそんな戦いの様子を紹介する。実際に決算書がどうなったかを見ながら、これを作るまでに実行した施策を紹介していきたい。血の滲む努力で少しずつ利益を圧縮していく様子を、何度もダウンしながら立ち上がるロッキーを見守るような気持ちで楽しんでいただければ幸いだ。

以下有料になるが、「お前の収入知りたい!」という下世話な趣味の人や、節税仲間(僕)の頑張りを見て一緒に頑張りたい人、青銅の羽根を拾うために使えるハックを知りたい零細事業者の皆様はぜひ課金して読んで欲しい。

単品購入(300円)もできるが、定期購読(500円/月)がオススメだ。いつ入っても今月書かれた4本の記事は全て読める。単品購入するより2.4倍オトク。収入などの数字が知りたいだけの人は今回の記事だけ読んでも大丈夫だが、背景となる思想を説明した先週の記事も読んだ方がスッキリ読めると思う。

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