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「人間は正しさだけで動けない」を説明する
初めまして。株式会社PLAN-Bの松本健吾と申します。
「株式会社PLAN-B」というSEOやインターネット広告、Webサイト制作などデジタルマーケティングを総合的に支援している企業にて、オウンドメディア「PINTO!」の責任者やSEOツール「SEARCH WRITE」のマーケティング責任者をやっています。
思考の整理をするために、平日は毎日1記事執筆するようにしています!
今回は「人間は正しさだけで動けない」というお話です。
僕はこれまで、論理や正しさが相当強い人間でいわゆる正論で殴るようなタイプでした。(もしかしたら今もそうかもしれません)
自分にも、他人にも、同じように正しさを突きつける感じですね。
一方で、世の中は正しさだけで回っていません。
人間は正しさと一致した行動がとれないからです。
正しさとしてはAをやるべきでも
感情としてはAという行動を取れないのです。
これは「免疫マップ」の概念から説明できます。(『なぜ人と組織は変われないのか』という書籍で紹介されているので詳細はそちらをお読みください)
簡単に言うと、以下のような考え方です。
①達成すべき「改善目標」に対して
②人は「阻害行動」をとってしまう
③その背景には、無意識下で目標を妨げる「裏の目標」に向かってしまう
④「裏の目標に向かう」のは、その裏に「協力な固定観念」があるから
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上図の例がわかりやすいですね。以下のような状況です。
禁煙したいと思っていても誘われるとついたばこを吸ってしまうのは、目立った行動をとりたくないという無意識下の裏の目標があるからです。その裏の目標がある理由は、「人と違う行動をとることで集団の中で疎外されるなど不利な扱いを受ける」と考えているからだ。
この裏の目標がやっかいです。本当にやるべきことに向き合えなくなる自分がいるのです。
しかし「免疫マップ」という名の通り、本来的は過度な負担から自分を守るための生物学的機能なので、人は皆こういった能力をもっています。自分を守るためなので別に悪いことではないのです。
しかし、裏の目標により、正しさと反する行動をとってしまうのが人間です。
そのことを理解せずに正しさをぶつけても、自分も、他人も、何も変わりません。
「今自分は裏の目標として~~と思っているな」
「相手が~~な行動をとるのは、裏の目標が~~で、さらにそれを形成した固定観念があるんだな」
上記のように
・自分のことならば裏の目標に向かっている自分をメタ認知する
・相手のことであればその背景を想像する
ことで、変化を生むコミュニケーションをとることができます。
こういった概念に触れることができるので、勉強はやめられないですよね。
皆さんも、今の自分がどんな裏の目標に向かってしまっているか想像してみてください。
弱い自分を目の当たりにするので少し辛いかもしれませんが、それを無意識から意識下に持ってくるだけで行動は変わると思います。
参考にした以下書籍は、名著なのでぜひ一度お読みください!
Amazon.co.jp: なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践 eBook : ロバート・キーガン, リサ・ラスコウ・レイヒー, 池村千秋: Kindleストア
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