リスクテイク

今回の部員日記は、経済学部3年の中川 顕吾が担当させていただきます。

さて、今回の部員日記のタイトルですがいきなり意識高い系に目覚めてしまったのかと思う人がいるかもしれませんが、違います。このタイトルは、私が今シーズンを終えて学んだことを表しています。

タイトルにある、リスクテイクという言葉を聞いたことがあるでしょうか。おそらく、リスクヘッジという言葉は日常会話で耳にすることも多いのではないかと思います。文字通りですが、一応これらの言葉の定義を軽く説明しようと思います。

リスクテイク…一般的には、危険(リスク)を承知で行うことやリスクを冒すことをいいます。

といった感じで、主に金融取引なんかの場で使用されていたらしいです。

まあ前置きは置いておいて、なぜこの言葉を試合を通して学べたのか。それについて話そうと思います。みなさんご存知の通り、ソフトテニスはミスを多くした方が負ける競技です。別の言い方をすれば、相手より多くポイントを取れば勝てる競技とも言えます。なので、戦術を大きく分けると2つのパターンがあり、自分がポイントを取るか、相手のミスを待つという分けられます。ここで皆さんに考えて欲しいのが、ここ1番というポイントや、逆マッチなど緊張の走るポイントでどちらの戦術を望むでしょうか。おそらく多くの人が、相手のミスしてくれる方を望むと思います。以前の自分も同じでした。しかし、今シーズンは全く逆の戦術を取るように意識しました。というのも、自分が劣勢もしくはお互いに目先のポイントが欲しい場合、自分からリスクを取って相手に勝負を仕掛けることでした。もちろん全てが成功するわけではないですが、これによって得られる効果は2つありました。まず1つ目は相手にプレッシャーを与えられるということです。これは、両者ともに弱気になりそうな場面で強気に出ることで、まだまだ勝負できる意思があるとポイントで示すことができます。2つ目は、自分自身を奮い立たせることができます。私が考える最悪の負けシナリオとしては、自分の力を引き出せずに負けることだと思っています。つまり、相手のミスを待つような受け身な戦術だと自分自身の実力を出すことはできないと考えます。なので、あえてリスクの高い方を選択し、自分自身を奮い立たせ、実力を出し切るということに専念しました。

こんなに長く書いてしまいましたが、何が言いたいかというとリスク高い方を選択して、勝負を仕掛けた方がいいのではないかということです。

来年は、ソフトテニス人生のラストイヤー、必ず全国の舞台で活躍します。拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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