見出し画像

【検証】養老保険VS投資信託、20年間運用するとどちらが儲かるか?

人気の『養老保険』と『投資信託』を運用する場合で20年後、最終的にどとらが儲かるのか、どれくらい資産が変わってくるのかを検証します。

ケンドラは養老保険のような貯蓄型保険よりも、投資することを推奨しておりますが、果たして結果はどうなるのでしょうか!?

検証方法

①『養老保険』は30歳の男性が保険金額1,000万となるように毎月支払いを20年間継続するように試算。

②『投資信託』は毎月養老保険の保険料と同額を20年間投資するように試算。

③ 20年後に①と②でどちらが、どれだけ増えるかを比較

養老保険の運用シミュレーション

・選んだ養老保険
       ソニー生命 養老保険(無配当)

・選んだ理由
  シミュレーション結果がホームページ上に載っていたから。

画像1

リンク先 https://www.sonylife.co.jp/examine/lineup/list/endowment/ex01/

・運用結果
 1,000万円

投資信託の運用シミュレーション

インデックスの投資信託で検証します!

投資方法や投資先は、資産運用の世界で有名な山崎 元さん(経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員)がおススメしている方法。『上場インデックスファンドTOPIX』と『ニッセイ外国株式インデックスファンド』の2つの投資信託を半々の割合で買う想定とします。

上場インデックスファンドTOPIXとは?
上場インデックスファンドTOPIX』は日本で上場している企業全体に投資しています。

ニッセイ外国株式インデックスファンドとは?
ニッセイ外国株式インデックスファンド』は海外の先進国で上場している企業全体に投資しています。

・年利算出方法
過去5年の値上がり率から年利を算出して、運用管理費用(毎年引かれる手数料)0.1%を引く。(2021/3/19時点)


 ・上場インデックスファンドTOPIX 
  ⇒ 5年で87.5%上昇
  ⇒ 1年で平均17.5%上昇
  ⇒ 運用管理費用0.1%を引いて17.4%

 ・ニッセイ外国株式インデックスファンド
  ⇒ 5年で49.5%上昇
  ⇒ 1年で平均9.9%上昇
  ⇒ 運用管理費用0.1%を引いて9.8%

・運用方法
先ほど算出した年利が継続する前提で20年間は養老保険の保険料(45,270円)を半分(22,635円)づつ投資するように試算します。

上場インデックスファンドTOPIX   ⇒ 47,859,203円

画像2

ニッセイ外国株式インデックスファンド  ⇒ 16,749,089円

画像3

・運用結果
  6,460万8,292円

※楽天証券の積立シミュレーションを使いました。

結果発表

養老保険1000万円、投資信託運用は6,460万8,292円。

よって投資信託の圧勝となりました!!!
その差は5,000万円以上!!

投資信託については、ずっと同じ年利で運用が続くとは限らないので、あくまで過去の実績に基づいたご参考ですが、投資信託の複利の効果については実感できたのではないでしょうか。複利は毎年年利分増やすことができるので、雪だるま式に資金を増やすことができます。

養老保険なら元本保証されているから安全だと思う方もいるかもしれませんが、保険会社が潰れてしまれば元本を受け取れないこともあります。つまり元本保証ではないのです。

養老保険には契約者が亡くなった場合に支払われる保険も含まれています。保険料がいくらかかるのかを検証するために、ライフネット生命で養老保険と同じ条件の30歳男性が1,000万円の保険に入る想定で検証してみたところ月々の支払いは1,507円でした。月々1,507円であれば20年で361,680円。

たったの361,680円で、今回の検証のような5,000万円もの収益を逃すのはもったいない話です。

養老保険のように保険と投資は混ぜて考えるのは絶対によくありません。本来バラバラに考えれば損していると分かることを、一緒にして考えてしまうから分からなくなってしまうのです。保険と投資は『混ぜるな危険』です!!

また日銀が物価上昇率2%を目標に掲げたことにより、養老保険のような貯蓄型保険は、固定金利によって思いもよらぬ損失をもたらす可能性がある点については、以下で説明していますので、参考にしてみてください。

まとめ

養老保険を組むよりも投資信託の方が費用対効果が高い検証結果となった。

投資信託の複利効果は絶大!養老保険は入る必要なし!

保険と投資は分けて考えよう。混ぜるな危険!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?