無意識・瞬間的に反応しすぐ打てる状態をを身につける連続出鼻技・応じ技の練習法

出鼻技、応じ技、ともに相手を待たず自分からから仕掛けて引き出すのが鉄則です。とはいえ頭で分かっていても無意識にそれをやるのは難しすぎる、ならば身体に覚え込ませてしまおうというのがこの練習です。この練習法は知ってる方は知ってると思いますので無料公開にさせてもらいます。知らない方や、強い学校や道場でやってるのを見たことあるけどやり方が分からないという方は読んで試してみてください。

自分も小学校・中学校の時はレギュラーメニューでした。素振り、切り返し、基本打ち、連続応じ技、地稽古、掛かり稽古という感じが多かったです。先生が張り切ってる日はさらに多くのメニューをやらせて頂きましたが、、中学の時は部員内で一番人気のある稽古だったので先生がいない日でもこれだけはサボらずガチでやってました。

自分の育った地方では割とメジャーな練習法だったように思いますが、今自分が指導している地方ではあんまり周りの道場でもされていないようです。うちの道場でも他の指導者の手前あまりやってません。周りの全国に遠征を繰り返しているような道場の子たちは動きを見る感じだともしかしたらやってるかもと思いますが。

なので知らない方も多いのかな、やったらもっとみんな上手く機会を捉えられるのになと思うので紹介させて頂きます。

言葉で説明するより動画で説明した方が早いと思うのでまずはご覧ください。↓の動画で紹介されています。(4:00位からスタート)

https://youtu.be/empdS0_j0R4

この稽古会に参加した生徒さんたちが実際に初めてやってみた様子と先生のより詳しい解説が↓の動画です。
(右側がさっきのお手本をやってた生徒さんたち、左側が多分初めてやる生徒さんたち)

https://youtu.be/cVqmZtMR6BE


大阪体育大学でも行われているようですね。↓

https://youtu.be/oOB0aukS_tE

動画で説明されているように必ず掛かり手が一歩攻めた時に、打たせるほうは技を出すようにしてください。ただ打つ、当てる練習にならないように。「攻めて打ち切る」を連続して繰り返すことが理想的です。

あと全体の人数が奇数の組と偶数の組では掛かり手が最後に打った後並ぶ位置が違うことにも注意してください。必ず最後に打ち抜けた方向の列に並ぶようにすると大丈夫です。(このあたりの感覚は多分慣れですね、最初は多少混乱するかと思います😅)人数は一組あたり5人〜10人以内がいいと思います。最初は5,6人位が多分みんなわかりやすいと思います。

そして最初から上手く出来ないことも理解して行ってください。生徒も指導者もこの稽古に慣れて、滞りなく有効打突を連続して打てるようになるには恐らく2〜3ヵ月程度かかります。

しかし逆に言えば2〜3ヵ月程でほとんどの子は打てるようになってしまいます。(なかなか打てない子も多少個人指導したら大丈夫だと思います。自分も子供の頃そういうタイプでした😅)慣れてくれば打突後の引き技など二の太刀、三の太刀など入れるアレンジを加えていってください。

自分の場合出鼻技、応じ技のほとんどはこの練習で身体で覚えたので大人になるまで自分でも打てる理屈がよく分かってませんでした。今でも試合に出て一本になる技は、ほとんどこの時覚えた無意識に出る技です。

理屈は子供たちに指導するようになってから覚えました。なので指導は本当に自分の稽古になるなものだな、と思いいつも感謝しています😊

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