見出し画像

せいがんの構え

突然ですが、あなたは中段の構えのときには剣先をどこに付けていますか?

ぼくは相手の左目です。以前は真ん中(相手の眉間辺り)だったのですが、20年くらい前に変えました。実は、どちらも正解。

中段の構えには、他にも色々な構えがあります。そこで、今日のトピックはこちら。

  1. 五正眼の構え

  2. 青眼の構えのメリット(1)

  3. 青眼の構えのメリット(2)

  4. 青眼の構えのメリット(3)

今日の話は、構えについて考えるきっかけになるかもしれません。では、行ってみましょう!!

五正眼の構え

中段の構えは「正眼の構え」と言われますよね。

あなたは、正眼の構えには5種類あるってご存じでしたか?
下の5つです。

  • 晴眼

  • 青眼

  • 正眼

  • 星眼

  • 臍眼

どれも「せいがん」と読みます。読み方は同じなのですが、意味は異なるので注意が必要です。

ちなみに、以前から5種類あるということだけは知っていましたが、実際に意識して構えたことはありません。

何がどう違って、どの構えがどれなのか・・・
ご存じかもしれませんが、一応書いておきましょう。

◆晴眼の構え
 左目と右目の中間に剣先を向ける
◆青眼の構え
 相手の左目に剣先を向ける
◆星眼の構え
 顔の中心に剣先を向ける
◆正眼の構え
 のど元に剣先を向ける
◆臍眼の構え
 臍(へそ)に剣先を向ける

ぼくが剣道を習い始めた時に教わったのは、恐らく『晴眼の構え』か『星眼の構え』です。

実際は「剣先の延長線は目のあたりに付ける」という風に、かなり曖昧な感じで教わりました。しかし、漢字は「正眼」と習った気がしています。他の漢字は知らなかったので、恐らくそうに違いありません。

では、現在の構えはどうかと言うと・・・
基本は『青眼の構え』になっています。

それぞれの構えには特徴があるので、攻め方や相手の特徴や体格などによっても変化させる必要があるかもしれません。もちろんそれは大前提。

ぼくには『青眼の構え』が合っているように思ったのもありますが、ある先生に言われてから構えを変えました。今では常に相手の左目にビームを放つ感じで構えています。(笑)

ちなみに、人間が最も恐怖を感じるのが左目だと聞きました。これは本当か否かわからないのですが、ぼくは信じています。ただ、ぼくのビームは相手の人には効いていないようなのですが・・・
おかしいですね。

そこで、今日はぼくが感じた『青眼の構え』のメリットをお伝えしましょう。ただし、あなたに『青眼の構え』を強要するわけではありません。知識の幅を拡げていただければ、それで良いと考えています。

青眼の構えのメリット(1)

ここから先は

1,274字

スタンダードプラン

¥100 / 月
初月無料
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?