一級建築士合格体験記📝

皆さん、こんにちはあるいはこんばんわ匠です。
今回は私の一級建築士試験合格体験記を書いていこうと思います🫡

〜自己紹介〜
名前:匠
性別:男
年齢:24歳
職業:現場監督(RC集合住宅多め)
資格:一級建築士(実務積み中)、1級建築施工管理    技士補、二級建築士、2級建築施工管理技士
趣味:DIY、筋トレ、カラオケ、ゲーム
好きな食べ物:ラーメン

こんな感じの人です😁よろしくお願いします🤲

さて、こんな感じの人が一級建築士試験合格にどうやって、どんなふうに向かっていったのか、だらだらと綴らせて頂きます🙇‍♂️

○受験歴について
・私は二級建築士は1年、一級建築士は2年かけて合格しました。受験の流れとしては二級建築士合格して、その翌年そのまま一級建築士を受験した形です。一級建築士1回目の受験は令和3年学科試験で計画が1点不足、総合が2点不足で残念な結果となりました。2回目の受験は令和4年計画17点、環境・設備17点、法規26点、構造22点、施工22点で合計104点で学科試験を突破しました。そのまま製図試験を受験しランクIにて合格という形でした。

◯学科試験の勉強方法について
・まず、1年目の勉強の仕方は二級建築士の時に過去問をやりまくって点が取れていたんだから、過去問やりまくればいいんでしょって、ひたすら過去問をやっていました。もちろん解けるわけもなく時間がかかるばかり。毎週の講義の前日にやっと講義範囲の過去問を解き終わる程度で、ほとんどテキストを活用できていませんでした。一週間の学習時間は講義を抜いて23〜30時間ぐらいはあったかと思います。ちょうど試験日の朝に総学習時間が1,000時間になりました。1週間の予習復習の割合は予習1:復習9でした。予習に時間が全く取れていなかったので講義で理解などできるわけもなく持ち帰って一生懸命復習をするような形となりました。

・次に、2年目の勉強の仕方ですが、最初は時間を無駄にしないか不安でしたが思い切って1週間の予習復習の割合を予習8:復習2に切り替えました。
予習の仕方としては、根本的なところが理解できてないんだろうと思い、まずはテキストをしっかり読む(マーカー処理)ところから始めていきました。テキストは重要部分がゴシック文字で強調されていますが、そういったのも関係なしに一言一句読み落とさずに読む。横に携帯を置いてわからない単語、意味があれば調べてメモ書きをする。それから過去問へ移り問題を解いてみる。ノートに問題No,と選択肢のNo,を書き込み問題No,の横には自分が正答だと思った番号を書き、選択肢のNo,の部分には、自分の理解ができているできてないは関係なく、まず自分なりの解説を書く。それでもわからない時は解答を読み、テキストを読んでそこに書き込んでいくやり方をしていました。
復習に関しては、私は日曜日コースでしたので日曜の夜と月曜日の夜で講義範囲の復習(もう一度テキストを読むことと過去問を解くこと)を終わらせた後、次回講義の予習に取り掛かっておりました。そして土曜日と日曜日の朝で再度前回講義の復習(不安箇所のテキスト読みと過去問を解く)を行いました。
2年目の一週間の学習時間は講義抜きで20〜25時間だったかと思います。総学習時間は900時間程度でした。

◯模試の結果について
・1年目
  合格判定テスト(2月中旬)52/70
  計画14 環境設備11 法規12 構造5 施工10

     模試1(3月下旬)75/125
     計画10 環境設備9 法規22 構造16 施工18

  模試2(4月下旬)79/125
     計画11 環境設備12 法規22 構造15 施工19

  模試3(5月下旬)87/125
  計画14 環境設備15 法規16 構造22 施工20

  総合模試(6月下旬)93/125
     計画15 環境設備15 法規19 構造26 施工18

  学科本試験84/125
  計画9 環境設備16 法規19 構造22 施工18

・2年目
  実力判定テスト(11月初旬)71/80
     計画9 環境設備12 法規18 構造14 施工18

  模試1(4月初旬)106/125
  計画17 環境設備19 法規28 構造22 施工20

  模試2(5月初旬)94/125
     計画15 環境設備17 法規24 構造18 施工20

  模試3(6月中旬)99/125
     計画14 環境設備18 法規24 構造24 施工19

  総合模試(7月初旬)102/125
     計画17 環境設備13 法規27 構造27 施工18

  学科本試験104/125
     計画17 環境設備17 法規26 構造22 施工22

1年目と2年目を見比べると各模試10点以上の差があります。この差は根本を理解できているかどうかの差だと私は思います。またその差を生み出すのは予習復習の割合の差だと私は考えます😌
声を大にして言いたいのは後半必ず伸びます。毎回模試で自分の点数に納得はいかないと思います。ですが最後まで諦めずに、自分の後半の伸びを信じて、伸び率を信じて頑張っていきましょう🔥

◯製図試験の勉強について
・製図試験はとにかく量!誰よりも量を!!をモットーに取り組んでいきました。まずは作図を早くしようとお盆までに作図を2時間切るを目標に取り組んでいき、講義以外で一式作図を毎週8枚程度描いていました。初めて描いた時は3時間40分。絶望しました。これ本当に後2週間で描けるようになるのかと。でもやるしかないんだと腹を括ってとにかくひたすら描いて描いて描いて、1週間と数日で2時間切れるようになりました。できるもんなんだな〜って感心しました笑

問題なのがエスキスでした。壊滅的にできなかったです。毎講義自分だけ昼ごはんが食べられない。昼休みが終わりみんなが作図に入ってもまだエスキスしてました。講師にもなんで入らないんだよーって怒られながらなんとか講義の時間内に作図を書き終われるレベルでした。まずはコアを理解することが大事だなと考えたのでひたすらコアの作図をして写真を撮って仕事中や移動中の電車の中でもずっと見てました。コアが決まり出したらなんとなく動線は取れるようになってきました。次の問題は建築可能範囲の取り方が下手くそで建物が小さく室の所用面積が取れない問題が発生しました。講師に聞いても理解ができず、自分が聞いて理解できるレベルですらないと思ったのでやってみるしかないよなと盆明けからは週の作図枚数は1枚にしエスキスを7枚に変えました。とにかく真似をしようと思って講師の描いたエスキスをとにかく真似して真似して真似しました。結局エスキスがやっとまともに入るようになったのは本試験の2.3日前のレベルでしたが、エスキスは綺麗に描いていたので作図のスピードは全く落ちませんでした。

納まりとかは別として匠のエスキスはこんなかんじ


◯時間内に仕上げるための自分の武器について
・僕の武器は作図の速さでした。これだけは誰にも負けなかったです。エスキスの遅さを作図の速さでカバーするような感じで戦っていこうと決めて取り組んでいきました。そういった自分の武器が何なのかを理解して磨いて勝負することが大事かなと思います😌いろんなパターンがあるかと思います。エスキスが遅くて作図が早い人、エスキスが早いくて作図が遅い人、エスキスも作図も遅いけど文字書きが早くて記述と作図の文字が早い人、エスキス全然描かずに作図を描ける人、なんでもいいと思います。得意な分野で戦い苦手な分野はボーダーライン上へ置く。そんな意識が大事なのかもしれません😌
実際、本試験ではエスキス3時間、記述に1時間15分かかりました。残り2時間15分。2時間で仕上げてもチェック15分しか取れない。無理かもって思いました。でも描くしかねぇうおおお🔥って描きあげてふと時計を見ると残り時間40分。初めて問題用紙を全部チェックできました。自分の武器に自分の努力に助けられた。過去最速で作図ができたので、試験中はそれどころだはなかったですが試験後に頑張っててよかったなって思いました😌

◯一級建築士試験の受験を通しての学び
・僕が一級建築士試験を通して学んだことは2つあります。
 一つ目は、努力とがむしゃらは違うということ。僕の学科試験の受験はがむしゃらでした。とにかく量やる!過去問たくさんやる!量で圧倒するんだ!ってやっていました。でも、やればいいっていうもんじゃない。合格をしなくちゃいけない。ゴールは決まってるんだから、そこからステップの数、歩幅、蹴り出す力を細分化してゴールへのステップを決めなきゃいけなかった。ステップが見えなかったから上手く進めずにゴールに届かなかった。だから当時はがむしゃらでした。
2年目はゴールはここだからこういう仕方でこういう風に理解してという逆算をして取り組んでいきました。実際に1年目より100時間勉強時間も少なかったです。これが努力ということなのかなって思いながら学科試験突破しました。

 二つ目は、努力の量には個人差があるということ。二級建築士受験前の僕は、人は気合い入れてやればみんなおんなじだけ努力できるって思っていました。でも違かった。努力の量に個人差があること、また限られた時間の中で成果を出せる人もいるということに気づきました。なので誰々がこれだけやってるのにとか、思う気持ちもわからなくないですが身体が壊れるレベルならその前で止めて自分なりの闘い方を考えて行きましょう💪
僕は勉強に関して天才肌ではなかったですが、気合いとスタミナと集中力いわゆる体力が誰よりもあるなって思ったのでとにかくやった。常に全力でやれば天才が手を抜いた一瞬だけは勝てるだろうと思って。僕はこれで闘おうと決めました。

◯総括して
 ・僕は本当にてきとうな理由でこの業界に入りました。野球で高校に行って、てきとうに選んだ建築科で過ごして、就職決める時に先生が良いって言っていた現場監督を選んで、会社は家の近くのところでいいやって選んで、こだわりも何もなく働いていて。でも業界入ったからには一級建築士取ろうっていうのはありました。3年前に二級建築士を受験しだしてから、建築にどっぷりとハマってしまいました😁建築面白いな、知らないことたくさんあるな、この知識を抱えて建物建てたら面白いよねってどんどんハマりました。今となっては自信持って建築が好きですと言えます。
僕の学生時代はクラスでも下から3番目レベルの学力で勉強することが楽しいなんて思ったこともなかったです。この資格試験は僕に建築の面白さを、勉強の面白さを教えてくれた本当にありがたい試験だなって思ってます。僕には、俺が業界を変えてやるーっ!とかはないですが、こうやって建築を楽しんでる姿が人を感化し、建築って面白そうだよねって興味を持ってくれたら嬉しいなぁとおもいます😌

長々と読んでいただき、ありがとうございました🙇‍♂️

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