顎関節筋⑦舌骨下筋

4筋からなる舌骨下筋は、筋三角の中にあります。働きは舌骨を下方に引くことで舌骨の動きをおさえ、舌骨上筋の働きを助けます。外観から革ヒモ筋とも呼ばれています。
筋三角は、舌骨、肩甲舌骨筋上腹、正中線によって囲まれた部分

では、この舌骨下筋の4筋についてみていきます。
胸骨舌骨筋:細長い筋で、胸鎖関節後面と胸骨柄から起こり舌骨体に停止してます。

肩甲舌骨筋:上図のように胸骨舌骨筋の外側を走行していて、下腹と上腹からなり中間腱をもってます。筋の走行は前頸三角と後頸三角にわたります。
前頚三角とは胸鎖乳突筋前縁、下顎下縁、前頚部正中線を二辺とする三角形の領域です。

後頚三角とは頚部の外側部にあって、上肢に続く部位になります。どんな三角かというと、下図のように、
・前方の境界は胸鎖乳突筋の後縁
・後方の境界は僧帽筋の前縁
・底辺は鎖骨中央1/3の部分
・後頚三角の頂点は、乳様突起後方の後  頭骨にあたります。胸鎖乳突筋と僧帽筋がここで近接します。表層の頚筋膜浅葉は胸鎖乳突筋と僧帽筋を覆っています。

甲状舌骨筋
この筋肉は肩甲舌骨筋と胸骨舌骨筋よりも深層を走行します。甲状軟骨板の斜線から起こり、舌骨の大角と舌骨体に停止します。

調べてみると咽頭の骨格構造は複雑ですね😳

輪状軟骨は喉頭の枠組みの土台となり,甲状軟骨とは輪状甲状靱帯で結合し,披裂軟骨とは後板上で輪状披裂関節を形成している。
これらの軟骨の解剖学的位置関係が重要
と文献には記されていました。
解剖図をみていると咽頭の骨格は軟骨で構成されて、内咽頭筋(声帯の位置や緊張を変化させる筋)と外咽頭の(咽頭全体を支える筋)、それから軟骨をつなぐ靭帯からなってるようです❗️
筋肉マニアだけどここまでは知らなかったです😳😳😳勉強不足😭
俳優、声優、アナウンサーなど声を仕事にしてる人にとっては重要な部分なのはわかりました❗️
さらに調べてみるとわ
内喉頭筋は喉頭の軟骨を結ぶ筋で,声門閉鎖筋,声門開大筋,声帯 緊張筋に分けられるみたいです。

外咽頭筋は以前のブログで載せた舌骨上筋群と舌骨下筋群、それに加えて咽頭収縮筋として甲状咽頭筋,輪状咽頭筋が含まれます。

甲状咽頭筋は甲状軟骨翼後側方より起始 し頭側方向に斜走したのち咽頭後方正中部で咽頭縫線を形成して停止する。

輪状咽頭筋は輪状軟骨側方より起始し,咽 頭後方で一旦扇形に拡がったのち輪状軟骨の対側側方に停止します。

ちょっと横道にそれたので戻ります💧
最後に胸骨甲状筋
胸骨舌骨筋の深層を走行し、胸骨柄の後面から起こり、甲状軟骨板の斜線に停止します。





以上です。
次回はこの4筋のストレッチを紹介します🤗

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