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「時間の流れ」


はじめましての挨拶を交わす中で

出身地を聞かれることがあるが

「田舎出身」であることを伝えると

「海に近い? 山に近い?」


といった会話になる。



僕の場合は「どちらも」だ。



後ろを振り返ると「山」

家の目の前からは「海」が見える。


どちらもものの数分歩けば、

すぐそこが「山」で「海」なのだ。

漁業が盛んな町ではあるが、

見渡せば樹々や山の緑でいっぱいだ。



久しぶりの地元帰省ではあるが、

時間の流れがまるっきり違うことに驚く。


「時差」のようにも感じるが、

「時間」そのものが止まったような感覚。


自然とあるがままに過ごす。



現代人が忘れかけた感覚を

残り数日間、噛み締めるとする。

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