#4 天才に成ったのか?初めから天才なのか?

ルックバックと忘却バッテリーの共通点

 今話題の映画ルックバック、2024春に放送していたアニメ忘却バッテリー。
どちらも最高に面白かったです。両作品とも原作の漫画から読んでおり好きな作品でしたがやはり動いているキャラクター、声が入ることでより原作の良さが引き出され、内容を知っていても涙無しには観られませんでした。ルックバックは2回目行こうと思います。
 さてこの両作品には共通点があります。
それは「天才と凡人」その交錯です。どちらの作品でも一度は天才に打ちのめされるが、その天才によりまた立ち上がる。という共通点があります。凡人を殺すのも生かすのも天才なんですね。
 ではこの天才とは?彼らは初めから天才だったのか?それとも天才に成ったのか?
そんな疑問に私なりの考察をしたいと思います。

ルックバック、忘却バッテリーのキャラクターは前者か後者かはぜひ自分の目で確かめてください。リアルな人間の葛藤が描かれておりとても面白いので是非

天才の正体

「この人は天才だ」と思った人物に出会った事はありますか?
我々が苦しんでいる事を飄々とやってのける姿は凡人の思い描いた天才そのものであり、憧れる姿ですよね。
ただ、敢えて私は断言します。「天才などいない」
 どんなに想像をつかない事をやってのけたり、突拍子のないアイデアをもっていてそれを実現する力が有ろうともそれは天才の一言では片付けられません。我々の想像を絶する努力をしているのです。
 私は小さい頃からサッカーをやっており、幸運な事に某日本代表選手やプロサッカー選手になった人物と学生時代に供にプレーした経験がありますが、彼らは皆誰よりも早くグラウンドに来て、最後に帰り四六時中サッカーの事を考えている人でした。
そうです。天才と呼ばれる彼らは誰よりも努力をしているのです。ただ注意しなければいけないのは「それを努力だとは思っていない」という事です。
 「楽しいからやっている」「ここまでやるのは当たり前の事」「もっと上手くなりたい」
など理由は様々ですが、自分の取り組みを努力だとは思っていないのです。
 気づいたら周りから「天才」と呼ばれているのです。

努力の定義

「努力」という言葉を聞くとどんなイメージを浮かべますか?
ちなみに「努力」と検索すると以下の結果などが出ます。

ある目的のために力を尽くして励むこと。

https://kotobank.jp/word/努力-106568

 力を尽くすというあたりからも努力は苦しいもの、辛いもの、だからこそ乗り越えた先で目的を達成できる。というイメージがありますよね。でも苦しい事をやり続けるのは大変です。いつか心が折れてしまう日が来るかもしれません。実際私もそういう人物を見た事があります。ひたすら辛い努力をしてきたのにプツンと糸が切れてしまいあっさりと諦めてしまうという事。

 しかし、先ほども述べたように我々が天才だと思った人は同じ量、若しくはそれ以上の努力をしていても努力だとは思っていません。楽しい、当たり前の事だと。
そうです。彼らには限界がないのです。
だからこそ常人では辿り着けない領域へ行きますし、人が苦しい辛いと思っている事を難なくやってのけるから理解できない。「こいつは天才だ」と認識するのではないでしょうか? 

誰もが天才になれる

 さて今回のタイトルは「天才になったのか、初めから天才なのか」です。
ここまで読んでいただければもうお分かりだと思いますが天才と呼ばれる人は「天才になった」が私の考えです。
 産まれながらの天才はいない。ということは天才になれる可能性は誰にでもあるのです。
努力の方向性と、自分の好きな事や環境がマッチした時に人は無限の爆発力が出て天才と呼ばれる境地に達するのだと思います。
 だからこそ生まれながらの天才はいないし、才能は皆持っている。まだ自分自信が気づけていないだけのです。
 大器晩成という四字熟語があるようにいつ花開くか分かりません。今は凡人なだけです。
 とはいえわたしもどの才能があるのかは分からないのでゆっくり探していこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?