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【副館長の徒然日記Vol.01】図書館の匂い、ざらつき、新しいつながり

「アーカイブっぽい感じを出したいよね」

この企画、見聞図書館というネーミングがまだ決まる前は、館長浜田みかさん(@Mika_Ham1977)と私(@osaka_writer)の間では、暫定的に「ライター数珠つなぎ」と呼ばれていた。

しかし「数珠つなぎ」は、イメージはしやすいものの…ちょっと使い古された感がある。私たちは新しい企画をつくり、新しい価値観で、新しいつながりを生み出したい。だから安易にな「数珠つなぎ」という命名には、したくなかった。

見聞図書館のはじまりについては館長がまとめてくれたので、副館長として、「ネーミング」について書いておこうと思う。

1本の線ではなく、多角的なつながりを

どんな企画でも、はじめのアイデアがそのまま使われることなんて、ない。だから2人のZOOM会議でも方向性はどんどん動いていった。「そもそも、数珠つなぎにする意味は?」「メリットをどこに置く?」「価値はどこで出る?」

結果、「単なるリレーでは、面白みも価値も生まれない」というところに落ち着いた。人から人への1本の線でつなぐのではなく、もう少し多角的なラインを描く仕組みにしよう。

私たちは「数珠つなぎ」という暫定ネーミングを捨て、しっくりくる企画名を探しはじめた。

本の高く積みあがった、あの空間

次のZOOM会議で、「見聞」というキーワード案を出してきたのは館長だった。あ、わかる。するっとイメージが腹落ちする。「古本屋っぽい感じ…」「ざらついた紙の感じ?」「本が集まっているっていいよね」

「アーカイブっぽい感じを出したいよね」
館長からこのセリフが出たのも、案出しの途中。

そこに私の出した「古い本も新しい本も積まれている…ライブラリー的な…」という案が組み合わさり、「見聞図書館」は生まれた。

図書館の静けさ、ざわめき、すべて集めたい

「見聞図書館」には、見て・聞いて・書くというキーワードがぜんぶ入っている。なんと、私たちのやりたかったことを具現するネーミングだろう!私はめちゃくちゃ気に入っている。

いい図書館にしたい。

たとえば、高い天井に積み上げられた本たち。天窓からの日差しが本を日焼けさせるけど、それすら紙の匂いを増幅させる。知見と記憶が詰まった、まさにアーカイブな空間。

たとえば、明るい照明の下、子どもたちが絨毯に本を広げ、読み上げる声がいたるところに響く部屋。夢も魔法も、冒険もすべて詰まった、「本にまみれて遊べる」場所。

それを、オンラインで、そして「ライターの手で」つくることができたら、めちゃくちゃ楽しいと思う。

デジタルライブラリーを一緒につくりませんか?

ライターのみなさま。見聞図書館を、スキルアップや記名記事のためにどしどし利用ください。「見て、聞いて、書く」は、人類がずーーーっとやってきた本能に近い行動でもあります。私たちが2020年に書いた記事を、この図書館に積み上げていきましょう。

見聞図書館は、ライターだからこそ完成させられる、デジタルライブラリーです。そしていつか、オンラインの枠を飛び出していけたら、もっと面白くなると思っています。

見聞図書館の参加概要と詳細はこちらからどうぞ!


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