イギリス生活108日目(火) 初めて医療機関を受診する

4歳の息子の体調が悪い。口内炎が悪化している。
舌の先端に潰瘍ができ、食べるのが難しそう。

病院の受診予約がウェブでできるのか分からないため、とりあえず9時すぎに病院へ向かう。
一度、GP(家庭医・かかりつけ医)の登録を済ませているため、誕生日と名前を口頭で伝えるだけで、個人のプロフィールを確認される。診察券などはない。

受付でこどもの症状を伝える。
「午前中は予約がいっぱいだから、今日の午後二時にもう一回来てくれ。そこで予約がとれるかを確認する」ということ。
私自身も副鼻腔炎っぽいと伝えると「ファーマシーへ行って」という。

病院横の薬局へ入り、症状を伝えると、薬剤師風の男が出てきて、舌の様子を確認し、小児用の塗布剤を出される。
£5程度と思ったよりは高くない。

一旦家にもどり、購入した塗薬を試す。しかし、痛みが収まるからと子供に説明しても、薬を塗る行為自体に痛みがあるため、拒絶が激しい。
午後にもう一度病院へ向かう。
2時45分なら予約がとれるということで、また家に戻り、一息いれてから病院へ。

待ち時間はほとんどなく、診察室へ通される。壮年の男性のドクター。
かかつつけ医として登録された医師の名前とは違うので、そのときに空いている人が診るシステムなのか。

診察は丁寧。対応は淡々。
面白いのは、病気の説明のウエブページをスマホにリンクで送ってきたこと。病態は自分で確認してくれということか。

処方箋はなし。必要なら薬局のカウンターにいってくれということになった。この病気は基本対症療法だからという説明だったように思う。
薬局にいくと、小児用のアセトアミノフェンParacetamolを出される。
これなら、持参したもので十分対応可能と確認し、自宅へ戻る。

イギリスの医療制度は無料ということで、たしかに受診は無料だった。
受診もいちお、その日に対応してくれてよかった。
薬は全額自費購入らしい。
日本では小児医療費および薬も無料の自治体が多いことを考えると高くはなるか。というか無料ということに慣れ過ぎていたかもしれないが。

食べられるものを食べ、薬を使い、様子見。
病状は、ちょっとずつは良くなっているか。

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