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イギリス生活195日目(土) 演劇舞台にみる二つの生き方

ロンドンのピカデリーサーカス周辺の紅茶専門店と演劇場に立ち寄った。

舞台というものをみたのは初めてだった。
演じるということが仕事として成り立つということを体感できたのが、まず一つ。
そして、もう一つは、個人的にはより重要だった。
演じるということは、その場の空間内で一つの演出を提供するということ。空間の演出ということで、紅茶専門店の演出も見事だった。
入口に正装のドアマン。店に入っただけで気持ちがふわっと上がるように高い吹き抜けの天井に、そこから鳥のオブジェが吊るされ、上下に揺らめいている。カラフルで、きれいなパッケージの商品が並び、そして、おみやげ買わなきゃという気にもなる(笑)
演劇も、見に来たお客がどう思うか、つまりひいては自分がどうみられるかが大事だとは思う。
ただし、そこに自分がよく思われようとかいう意味でのプライドは感じなかった。こういう意味でのプライドのないプライドのある生き方が、プロということかと学ばせてもらったように思う。


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