建築パース作成のためのMidjourney研究-建築家スタイル×用途データベース『Stadium』
はじめに
建築パース作成をお絵描きAIのMidjourneyでやってみる研究の続きです。
以前の記事は以下にリンクを貼っておきますので、こちらも併せてよろしければ参照ください。
『建築パース作成のためのMidjourney研究-建築家スタイル×用途データベース』記事シリーズで前段部分は共通です。読み飛ばして本題へ進んでください。
建築家をPromptに入れることで特徴的なスタイルの作風に表現が引っ張られることはよく知られています。
代表的なのは『Zaha Hadid』や『安藤忠雄』などです。
ただし、実際の建築家としての作風が特徴的なものであっても必ずしもPromptに影響しているかというと、実はそうではありません。まだまだ若く、作品がWeb上に溢れていない場合やWeb上にはあったとしてもAIモデルの学習材料に入っていない場合などがありそうです。学習材料としてはやはり英語圏の情報が多く日本のWebサイトにどれだけ溢れていても学習に含まれていない可能性が高そうです。
試しにPromptに先ほど上で挙げた例の『安藤忠雄』を日本語でそのまま『安藤忠雄』としてみた場合の実験が以下です。見事に安藤建築の要素は出ず、"漢字"という日本的要素として理解されたのか和風建築に引っ張れる結果となっています。
他にも『Shohei Shigematsu』(重松象平)をPromptに入れた場合もおもしろい結果となりました。
大谷の影響なのか『Shohei』が日本的要素だと学習されているのでしょうか?この辺は定かではありませんが、他にも『matsu』が『松』として学習している可能性もありそうです。『松』から連想される『盆栽』なども世界に広く認識されている日本的要素ですので、ここでも日本的要素に結び付いてるのかもしれません。
と、建築家をPromptに使った場合、どれだけ影響を与えるのかはやってみないとわからないので、
では、やってみましょう!
と、いう記事となります。
個人的に気になる建築家を手当たり次第100ほど選び、それぞれをPromptに入れてみての検証結果をデータベース的に並べた記事になります。実際のPromptもそのまま公開してます。ただ建築家をPromptに入れただけでなく、絵としてのクオリティを魅せれるものにするその他のPromptと建築家名とのバランスをコントロールするPromptにもなってますので、参考にしてもらえればと思います。
この記事では『Stadium』を題材にしています。
他のタイポロジーの場合、また違った結果が得られることがわかってきています。他のタイプロジーもマガジン内で公開してます。そちらも併せて見てもらえれば面白いです。
『建築パース作成のためのMidjourney研究-建築家スタイル×用途データベース』シリーズの有料部分は以下のマガジンにすべて追加していきますので、マガジンから是非。
1.Stadium外観
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