見出し画像

ピザ 短歌


[熱々を
素手で食べろと
店は言う
カラトリーのない
高雄のピッツェリア]

昼にピザを食べに行った。
店内は寒い位に冷え切ってた。
大皿に大きなピザがのってきた。
肉厚の生地で8切れにカットされてる。
一人4切れ、いけるかな?
さあて、うん?フォークとナイフ忘れてる!
催促すると、「用意してない、素手で食べて」と
唖然として二の句がでない。
せめてウェットティッシュでもあれば。
トイレの手洗いで手を洗ってきた。
指先でそっとつまんで縦に畳んで口へ運ぶ。
熱いから指の先しかさわれない。
二切れ目は大分冷めて少しスムーズに。
旨い、周りはみんな普通に手でたべてる。
イスラムの手食文化さながらだ。
勿論ピザなどは素手でもいけるが、それは本人の選択肢だろう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?