見出し画像

0110 5,000円のアトラクション

【閑話休題】
to 駄文長文にお付き合いいただける方

某月曜日朝。徒歩だと通勤に25分かかる我がアパートの立地。始業開始は9時。今午前8時40分。あわわ。アパートの前で血が少し逆流。こんな日に限って荷物が多い。ダッシュで会社に向かう。赤信号で泣きそうになる。汗だく。3分前にタイムカードを切る。

遡ること10時間前。お休みのお出かけ。充実の週末。鼻歌まじりで駅から家路に向かう日曜の夜。明日から仕事またがんばろう。到着。シャワーもそこそこに眠りにつく。

朝。家を出る。チャリンコがない。ない。チャリンコがない。ほんとうに人は二度見するんだな…とか言ってる場合じゃない。やられたか?くそ。くそ?やられた?… ちがう。ちがった。笑っている自分。

なんということでしょう…赤羽すずらん商店街下の無料駐車場ダイソー前。昨晩、駐輪場に愛車のチャリンコを置いていたとを、完全に忘れて帰ってきてしまったわけでした…こんなことってあるんですね。老いたな。ともう一人の自分が笑っている。朝取りに行く時間もなく、かくしてダッシュで出勤することに。

夜。仕事を終え、真っ先にすずらん商店街へ。待っててね僕のチャリ。。。

辺りを見回す。ない。今度は、ほんとうの”ない”

看板が目に入る。“◯月◯日、このあたりの放置自転車は、下記の場所へ移送しました”…言葉が歪んで脳に入ってくる…”カエシテホシケレバ、5,000エンヲニギリシメ、カキノバショヘコラレヨ”

5,000円。くら寿司なら4回分、文庫本なら6〜7冊、後輩と飲んで,いきって奢ったら1回分、500円玉10枚分(そりゃそうだ)…

2,5000円のチャリンコだが30,000円だったと記憶を書き換えよう。いや無理がある。。。5,000円がしっかり北区の福祉事業に、スタートアップのファンドに、危険な通学路のガードレール設置に使われて、世のためになりすように(涙目)

重い足取りで、”カキノバショ”に。

ガード下。静かに主人を待つ愛すべきわが自転車。京浜東北線の光がゆれていた。再会。複雑な喜びを味わえる少し高いアトラクションでした。

みなさんも気をつけましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?