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0390 エジプト➓アレキサンドリアによる文化の重層

Day8-アレキサンドリア

早朝のカイロ。AM5:30バス乗車。地中海をのぞむ歴史あるアレキサンドリアへ向かう。

紀元前3000年からの歴史をたどったルクソール、アスワン、アブシンベル、カイロ。前日はカイロ旧市街で、7世紀から現代につながるイスラム文化にふれた。アレキサンドリアはその中間。紀元前1世紀。クレオパトラの時代に少しもどる。

カイロからアレキサンドリア日帰り旅

Go Busをネット予約して
早朝5時すぎに窓口でチケット発行
車内はなかなか快適
135E£は約650円
※ざっくり5倍すると円換算しやすい
アレキサンドリアはここ
カイロから北へバスで2時間40分
地中海をのぞむ港町
バスステーションからはUBER利用54E£
アジアともヨーロッパとも違う
長い海岸線のえもいえぬ空気
街をトラムが走る
冬は観光客が少ないのか
街はさっぱりした雰囲気で
居心地がよかった
お腹がすいた
シーフードが美味しい
PappaRoti 392E£

“アレキサンドリア図書館”ここに来たかった


食事後まっさきに訪れた
アレキサンドリア図書館
開業: 2002年

古代アレクサンドリアに古代最大かつ
最高の学術機関として栄え、
その後、戦火と略奪によって失われた
アレクサンドリア図書館を甦らせ
古代の学問と博識の中心地としての輝きを
取り戻そうと、ユネスコとエジプト政府が
共同で建設した巨大な図書館兼文化センター
wiki
息を呑む美しき知の殿堂
いるだけで頭がよくなるような
潮風と古書の匂いが
鼻腔をくすぐるような
そんな空間
図書館の地下は考古学博物館
ファラオ、グレコローマン、
コプト、イスラム…
多くの遺産を持つエジプト
その多文化の歴史が反映された
学べる学術センター的な要素も

ここまでくると日本人が珍しいのか
地元の若者から一緒に写真を
とろうぜとなる
旅先での楽しい時間

ゆっくり見れます”アレキサンドリア国立博物館”

次に訪れたのが
アレキサンドリア国立博物館
入場120E£
2フロアあり、時代ごとに
展示が区切られている
規模もこじんまりかつ整理されている
古代と中世を整理して歴史を
たどりたい方にとっては、
ゆっくり時間をかけられる
素敵で静かな空間

“カーイト・ベイの要塞”のロマン

博物館をあとにUBERで41E£
ここはカーイト・ベイの要塞

この地にはかつて紀元前334年ごろ
“アレキサンドリア大灯台”
が建っていたという
8世紀と14世紀の地震で崩壊

その後、15世紀にマムルーク朝の
スルタンが要塞を建設したとのこと
高台にあるそれは外洋の船も
見渡せる強固な造りと立地
内部は迷路のようになっている
眼下に見える小さな港が美しい
帰りのカイロへもどる時間が
さしせまっている
後ろ髪をひかれるところ
Fish Market Marinaにて
再度シーフードを召しました527E£

文化の重層が旅を彩る

エジプトは、砂漠とピラミッドという強烈なアイコンがある。が、事前に懸念していた。”古代の遺跡めぐりだけでは、自分を飽きさせないようにする自信がない”ということ。

モロッコ旅も、エッサウィラという港町の空気が、マラケシュの喧騒に慣れた心身を癒した。エジプトも、アレキサンドリアを訪れることで、文化と環境の重層ができ、旅をより深いものにしてくれる。より濃密な時間が、思い出に刻まれる感覚。

次回最終日が、カイロにもどり、カーペット工場見学。

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