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0051 いわき市❺ 懐かしむとは何か?

【旅ログ】
to ノスタルジーを共有してもよい方
to ”懐かしむ”とは何か?を一緒に考えたい方

6年ぶりの地元。福島県いわき市。海岸沿いの街に育った自分。人とものと場所を”懐かしむ”という角度からもうひと記事を書いてみる。

実家にて。いわゆる”おふくろの味”

”懐かしさ”のもつ力-雑感

過去をふりかえる手法の究極は、子供の頃育った土地に訪れ記憶を刺激することではないかと思う。なぜ”懐かしさ”に惹かれるのか。

脳内でどんなものが分泌されているだろう。故郷。明らかに心が浄化されていくのがわかる。子供のころに見た景色、嗅いだ匂い。味。

それは逆説的に未来を生きる活力になるのだと思う。自分を形成してくれたすべてのものに感謝すること。今の自分に影響を与えてきたものを紐解いていく楽しさ。自分を知ることがすすむ。

自分を知ることは、自分の立ち位置、座標の解像度があがること。客観的に自分を見ることができる。わかること。これが心を健康に保つ。反対語は”もやもや”すること。

自分なりのフローまとめ

1.懐かしい人、場所をめぐる
2.記憶が刺激され自分の形成してきたものを知る
3.忘れていたまたは気づいていなかった自分を知る
4.次に何をすればいいのかがわかる
5.心が落ち着き、もやもやが減る

自分を知ってよりよく生きたい根源的な欲求が、懐かしさを求める源泉。

個人的な懐かしい場所記録

ここからは、自分と家族と田舎を一にする同級生たちに捧ぐ感じの記録です。

豊間小学校は30年前と変わらぬ姿

自分が小学校3年ごろに落成。津波の被害にあわず。
朝礼や運動会の選手宣誓などでのぼる台。当時のものかは不明。この角度は懐かしい。

昼休みの鬼ごっこで、壁を走って逃げ切った記憶を思い出した。少しやってみた。少しできた。

プール。冷たいシャワーと塩素に浸るのが嫌いだった。水泳は好きだった。

豊間中学校は解体され再建

中学校は海岸が眼前だったため、大きな被害にあい解体。別の場所に再建設。画像は当時の立地の説明。

跡地。まさか生きているうちに中学の学舎がなくなるとは…と未だに言いたくなる。

異なる土地に移った今の中学校。学童保育、保育所も併設。これからも何十年と生徒を送り出す。

沼ノ内築港-田舎の小さな小さな港

生家から徒歩5分の港。画面中央に小さな建物があり、昔はせりが行われていた。子供の頃、拡張工事があり、開発して地元ご大きくなる嬉しさと、景色が変わっていく寂しさがあった。

愛犬メリーとよく散歩した。漁港に落ちているものを食べてしまって吐き出させるのが大変だった。

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水子地蔵を祀る賽の河原。洞穴内にあった仏像は高台に移設。

10数年ぶりのお墓参り

昔は面倒なお墓参りが嫌いだった。今は心が求める。

ウリボーたち登場。3兄弟だろうか。うまく棲み分けられたらいいと思う。

生まれ育った土地に-いよいよ

震災を持ちこたえるも、次おおきな地震がきたら倒壊するとのことで、取り壊し更地になっている。

これは山頂から見たとなりの民家。昔のドラクエの武器屋みたいになっている。ススキがたなびき秋風がかおる。

名もない懐かしい道。子供の頃の視界を思い出す。

両親

白髪と皺の深さ以外は、変わらず元気でいてくれている両親。ありがたい。

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生家近くのお寺にて。noteはあまり見てないと思うので、こそっとのせてみた。

久しぶりにもどった地元は、自分にとって非日常の新鮮さと、郷愁の美しさを味合わせてくれた。今もみんな生活している。まだ自分ですら気づけていない魅力がある。いずれ、この地にもっと貢献できるようにアンテナをはっていく。

福島県いわき市編、完。

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