0014 東京金継ぎ教室つぐつぐさん
【体験】
to 金継ぎやってみたい方
前からやってみたかった金継ぎを体験しに広尾の金継ぎ教室"つぐつぐ"さんへ。
金継ぎとは...
室町時代からの修復技術。 割れ欠けの陶磁器をうるしでつなぎ、継ぎ目に金、銀、朱色などで装飾を加えて傷痕を「景色」として楽しむ。傷を歴史として受け入れ、新しい調和を生み出す。
自分も見識がなく、今年になって初めてそういう伝統の技法があると知り、体験にこぎつける。なによりもまずその破損→修復→アップデートという思想そのものに共感。
起業家マタノさんの思いがつまった体験教室
今回は、1.5時間の体験教室としてアレンジしていただきました。
費用
金継ぎセット 10,000円
入会金 0円 キャンペーン価格
体験 5,500円 キャンペーン価格
欠けた茶碗 500円
金継ぎキッド。漆に、石粉、木粉、弁柄など。美しいパッケージとレイアウト。
日本語と英語で書かれた説明書の完成度が高い。創業されたマタノユキさんは、いろいろ人生挫折もありながら、努力して、起業されてます。プログラミングなども独学でなされる方。仕事の丁寧さが光ります。
-欠けたお皿と向き合う-【麦漆で欠けを充填】
自分で破損したお皿がなければ、現地で購入できます。今回自分が選んだのは柄が気に入った緑色の平皿。これの欠けの補修をします。ちなみに、欠け、割れ、ひびで症状ごとにそれぞれ工程が異なります。
欠けた部分にのせる麦漆作成中。小麦と、漆をまぜてます。これに木粉などをまぜながら、欠けた部分に充填いくことになります。適度な量と固さにもっていくのが難しい。
麦漆が完成したら、欠けた部分にのせていきます。目安は厚さ1mm。これもまた初心者には、均等にのせていくのが難しく、難しさと比例して、無心で没頭できる楽しさがあります。
作業は一日では終わりません。漆の繊細さもあり、時間を積み重ねる必要ありで一見、非効率。だがその時間をかけて向き合いながら完成させる意義が、金継ぎにはあります。
-命ふきかえすお皿たち-【金撒き工程】
今回選んだ緑の柄のお皿。これを修復していくには、毎日麦漆を少しずつ盛りながら1週間程度かかるとのこと。
よって、別のお皿をかりて、金撒き工程を体験。
金の粒子を定着させるために、まずは、弁柄漆をつくって補修されかけている箇所に塗ってっいきます。天然の接着剤の役割。
包みを開いて、金粉登場。
金粉載せています。大胆でok
金粉のせた感じ。金が映えて、一気に息をふきかえす。この食器が新たな人生をスタートさせる瞬間に立ち会ったような気持ち。
このあと温度湿度管理したうえ1日経過し固まったら完成。
思うこと-時間のながれ-
キーワードとして、時間の流れ、というものがあるのかなと思いました。
室町時代からの悠久の歴史
割れた茶碗の瞬間のイメージ
修復で時間を巻き戻しながら、アップデートした未来を作る感じ
金撒きの刹那は、異なるの新しい時間軸に遭遇するような、そんな異体験。集中したメディテーション的な時間の中で、深く自分と向き合いやすいもの、それが金継ぎの醍醐味と感じました。
まだ1回体験しただけ。まずは作りかけているお皿を完成させるべく、お皿と向き合い、自分と向き合う時間作ろうと思いました。
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