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0088 “エコプロダクツ2021” ❷グリーンシエスタタイム

【展示会】
to エコプロダクツがなんなのか少し知りたい方
to 展示会の内容参考にしたい方

3-2は、本業のインテリアに近い領域を。

町田ひろ子アカデミー-インテリアとストレスの関係性

今回時間をかけて勉強させていただいたブース。町田ひろ子先生にも初めてお会いできました。

町田ひろ子アカデミー

ブースでは実験的試みに参画させていただく。一定時間、生花の前でソファでリラックスするグリーンシエスタタイム。その後、体への影響をはかるストレスチェックをしました。

この生きた植物の前で一定時間リラックスします
ブースに入る前と後にストレスチェック実施
結果は全て改善とはいかなかった。そこに複雑性を感じたし、収集するデータを増やすことで、みえてくるものもあると思いました。

心拍数 73 → 71 ○
身体的ストレス 35 → 36 ×
精神的ストレス 46 → 39 ○
ストレス対処能力 87 → 77 ×
ストレス指数 48 → 45 ○

ものづくり、空間づくりは、人が使って暮らして初めて活きてくる。私たちは、これからどういったモノを社会に提案、提供していくべきか?掛け合わせが必要と思っている。

直感/感性/琴線 ×  データ/数値化/定量化

“なんかいいよね、かわいい”これがまず大事。主観を大切に。そこに定量チェックできるものが説得力をうむ。IT, AIの発展によりさまざまな試みが可能になる時代。今回のストレスチェックも、そのデータ取得の精度はまだわからないが、徐々に信憑性のあるものに収斂されていけばいいと思う。

コーディネートを提唱する自分の会社も、人間の感情や内面を知ることができるツールがあればなといつも思う。購買行動。購入後、使用によって与えるポジティブな感情。ときにはネガティブな感情。近い将来、そういうアプローチが増えてくると思う。

TEIJIN - Think ECO

テイジンのブース。真正面からサステナブルに取り組んでいる。ブースに強いメッセージ性も。

TEIJIN
環境戦略 3つの重点目標

1. 脱化石原料による省資源社会実現
    素材からエコにこだわろう。
2. 環境負荷低減による自然との共存
    きれいな空気と海を守ろう。
3. CO2排出量削減による低炭素社会実現
省エネな毎日を送ろう。
TEIJIN 公式HP

衣服の過剰供給からの負の連鎖について、BBCの映像が流されていた。環境省によると、日本の年間の衣類の供給量が、1990年20億着だったのが、2019年には35億着と1.7倍に。1人あたり年間で購入する服18枚、手放す服12枚、1年間一度も着用されない服25枚。

私も、今年、断捨離を実践し、いかに服を無計画にかつ粗末に扱ってきたかを知ることになった。不要な服を分ける→①残す服②フリマ行き③自治体衣類回収行きに分けた。残す服に、愛情を注いでいき、新しい服も無計画には買わないこととした。

BBC NewsのFast fashion : The dumping ground for unwanted clothes(ファストファッション:不要な服のゴミ捨て場)
どちらの未来を選びますか?の問い。
パタゴニアもそうだが、経済的な側面でモノを買って欲しい部分と、環境負荷を考えモノを買い控えて欲しい部分の矛盾と付き合っていく必要がある。テイジンの答えは環境負荷の少ないものへの切り替え。

検査機関-縁の下で安心安全をささえる

本業でもお世話になってます検査会社2社。日本のモノづくりの安全性を支えている。

カケン

1948年、財団法人日本化学繊維検査協会を設立。2010年、一般財団法人カケンテストセンターに移行。売上94億(2019年)従業員(アルバイト・子会社含む):約1,500人

UNIQLOさんのテスト機関といえばここ。化学繊維検査がベース。

カケンテストセンター
再生繊維のひとつキュプラ…銅アンモニア法で製造のセルロース繊維。細くて光沢あり。吸湿性あり。染色性良。変色しにくい。

ボーケン

1948年、財団法人日本紡績検査協会を設立。2010年、一般財団法人ボーケン品質評価機構に移行。売上46億(2021年)従業員約500人

こちらは、紡績検査がベース。現在は、衣料品、服飾雑貨、家具の検査も手掛ける。

ボーケン品質評価機構
共同展示をしていました、COTTON USA

あらためて、世の中にあるモノは誰かがもこかでつくっていて、だれかが安心安全を担保してくれている。そんな縁の下の力持ち的なのが検査機関。サステナブルへアプローチしやすいので、今後も、製品検査にとどまらず、サステナブルに寄与するあらゆるモノサシをつくっていってほしいと思います。

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