【マーケット考察】2023.2.17


米国株式相場は反落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比431.20ドル安の3万3696.80ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は214.76ポイント安の1万1855.83で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2988万株増の9億0569万株。
 
経済指標に関して、1月の #卸売物価指数#PPI )は前月比0.7%上昇と、市場予想の0.4%上昇を上回り、昨年6月来で最大の伸び。前年比では+6.0%予想(+5.4%)と、12月+6.5%から鈍化し21年3月来で最低の伸びとなりましたが予想の+5.4%を上回りました。。

変動の激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は前月比+0.5%と、12月+0.3%から予想以上に伸びが拡大し昨年5月来で最大。前年比では+5.4%と、12月+5.8%から鈍化し2021年5月来で最低の伸びとなりましたが、予想の+4.9%は上回りました。

市場の一部から、今週のインフレ指標は高止まりしたインフレを示し、特にPPIはFRBのインフレとの闘いは終わっていないことを示していると解釈でき、投資家はインフレが多くの人が望むほど早く通常に戻るとは限らないことを認識すべきかも知れません。

米労働省が発表した先週分 #新規失業保険申請件数 は悪化を見込んでいた市場予想の20万人に反して、2週ぶりに改善し、前週比1000件減の19.4万件と、前回から増加予想に反し減少し5週連続で20.0万件割れで推移しました。また、#失業保険継続受給者数 は169.6万人と、前回168万人から増加予想に反し減少しました。これらは労働市場が依然ひっ迫している証拠となりました。

米1月 #住宅着工件数 は前月比-4.5%の130.9万戸( 予想:135.6万戸 ) とパンデミックによる経済封鎖直後の2020年6月来で最低。 #住宅建設許可件数 は前月比+0.1%の133.9万戸と予想135.0万戸を下回りました。

米2月 #フィラデルフィア連銀製造業景況指数 は-24.3( 予想:-7.5 )と、6カ月連続のマイナス。1月から改善予想に反し悪化し2020年5月来で最低。

複数の米経済指標がインフレ圧力の根強さを示す内容で、FRBがインフレ抑制のために進めている利上げが長期化し、政策金利の #ターミナルレート も上振れするとの観測が広がり株の売りに拍車が掛かりました。

FRB高官から金融引き締めに積極的な発言が出たことも、地合いを悪化させました。
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