【マーケット考察】2023.5.4


米国株式相場は続落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比270.29ドル安の3万3414.24ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は55.18ポイント安の1万2025.33で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2607万株増の10億0341万株。

マクロ経済指標に関して、4月の #ADP雇用統計 が発表され、雇用者数は9カ月ぶりの大幅な増加となり、景気が冷え込む中でも労働市場が底堅く推移していることを示しました。非農業部門の民間就業者数は、前月比29万6000人増と市場予想(14万8000人)のほぼ2倍増加しました。

今週金曜日の4月分 #雇用統計 では #非農業部門雇用者数 ( #NFP ) が18万人程度の控えめな増加にとどまると市場では予想されています。もしADP雇用統計の数字が先行指数として正確性があると仮定しましたら、20万人超えとなってもおかしくないと思われます。但し、市場ではADP雇用統計が必ずしも良好な先行指標でないと認識されているようなのでこればかりは蓋を開けてみないとわからないでしょう。

ADP雇用統計の中で氣になる点は賃金の伸びが鈍化したことです。4月の転職者の年間変化率中央値は13.2%と前月の14.2%から減速し、2021年11月以来の低い伸びとなりました。賃金の伸びの鈍化は、高インフレと戦っている米連邦準備理事会(FRB)にとっては朗報となるからです。

また、4月の #ISM非製造業景気指数 ( #PMI ) は51.9となり、前月から0.7ポイント上昇。市場予想の51.8を僅かに上回りました。

同指数は50がサービス業の景況拡大と縮小の分岐点であり、4月の数字自体は50は超えているので景況は悪化していない数字であるものの、、、、、、以下投資学ゼミにて

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