【マーケット考察】2023.6.28

米国株式相場は反発。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比212.03ドル高の3万3926.74ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は219.89ポイント高の1万3555.67で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1303万株減の8億1748万株。
　

マクロ経済指標に関して、5月 #耐久財受注 速報値は前月比+1.7％と4月＋1.2％からマイナス予想(-0.9%) に反し、伸びが拡大し3月来で最大。変動の激しい輸送用機器を除いた耐久財受注速報値は前月比＋0.6％と、横ばい予想に反しプラスに改善し昨年3月来で最大の伸びとなりました。

#国内総生産 （GDP）の先行指標となる航空機を除く非国防資本財（コア資本財）の出荷速報値は前月比＋0.2％と、予想(+0.2%) 通り4月＋0.4％から伸び鈍化したものの、2四半期連続でプラス。

米5月 #新築住宅販売件数 は前月比＋12.2％の76.3万戸と、減少予想(67.5万戸) に反し前月から増加し、昨年2月以降で最高。

米6月 #消費者信頼感指数 は109.7と、5月102.5から予想(104) 以上に上昇し、昨年1月来で最高。

米6月 #リッチモンド連銀製造業指数 は－7と6カ月連続のマイナスでしたが、5月-15から予想(-12) 以上に改善し3月来で最高となりました。

昨日発表のマクロ経済指標は、それぞれ市場予想を上回り、米景気の底堅さを確認する内容となり#リセッション ( #景気後退 )懸念を相反しました。

市場では、本日のパウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長の発言や、FRBが重視する30日の #個人消費支出 (PCE)物価指数 がどのような数字になるかを注目しています。

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