【マーケット考察】2022.9.17

米国株式相場は続落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比139.40ドル安の3万0822.42ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は103.96ポイント安の1万1448.40で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比24億1085万株増の34億4865万株。
 
フェデックスは15日、世界的な需要減退を受け、6~8月期(2023年度第1四半期)の低調な内容の暫定決算を発表。同決算と今後の事業環境を踏まえ、6月に示した23年度通期予想を撤回すると明らかにしました。
 
同社の撤回発表で世界的な景気後退懸念が広がり、ダウは朝方から景気敏感株を中心に売られる展開。但し、今週の急落を受けた安値拾いの買いが入ったほか、来週21-22日の #米連邦公開市場委員会 (FOMC)を控えたポジション調整の動きが出て引け前には下げ幅が減りました。

経済指標に関して、米9月 #ミシガン大学消費者信頼感指数速報値 は59.5と、8月58.2から上昇し4月来の高水準となったものの、予想は下回りました。

また、米連邦準備制度理事会(FRB)注目の同指数の1年期待インフレ率速報値は4.6%と、予想通り8月4.8%から低下し1年ぶり低水準。また、5-10年期待インフレ率速報値も2.8%と、予想外に8月2.9%から低下し、昨年7月来で最低となりました。

予想を下振れた結果を受けて 米連邦公開市場委員会(FOMC)での #フェデラルファンド金利 1%利上げ観測が緩和。米国債相場では10年債利回りは3.49%から3.43%まで低下したことからドル買いも一服し、外国為替市場では、ドル・円は143円35銭から142円93銭まで下落。ユーロ・ドルは0.9954ドルから1.000ドルまで上昇しました。

来週はFOMCが最大の焦点ですが、9月21-22日に日銀と9月22日にイングランド銀行も政策決定会合を開催します。日本円は9月8日に24年ぶりの安値となる144.80円まで下落、英ポンドは昨日一時、37年ぶりの安値となる1.1351ドルまで下落しましたから、果たして両中央銀行がどのような政策決定をするのか興味深いです。

個人的には日銀が、、、、、、以下、投資学ゼミにて
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