OK Google! 黙って従って

 いやー。Google maps。カーナビ替わりに使ってるのだけど、超、頭に来た。

 ドライブした帰り道、自宅へのルートを検索すると三種類ぐらい表示され、最も早いルートが青、ほかのものはグレーで表示された。最も早いルートは有料道路を通る。

 往路は有料道路を使ってすいすいと行ったので、帰りは下道をちんたら帰ろうと思い、グレーのルートをタッチする。するとタッチしたルートが青くなる。

 しばらく走っていると、勝手に最初のレコメンドルート(有料道路を通るやつ)に切り替わっている。いつの間にか到着時刻が短縮されていることで判明する。

 なにしやがる、と言ってまたグレーのルートを手動選択する。

 すると少ししてポップアップが出る。

「もっと良いルートがあります。そちらを使用しますか?」

 いやおまえ、おまえが勧めたそのルートじゃないやつがいいという意思表示として手動でグレーのルートを選択してるんだけど。あほなの?

「使用しますか?」の下に出た「使用しない」の選択肢を押す。

 しばらく走るとまた勝手に有料道路を通るルートに切り替えようとし、手動で拒否すると「もっと良いルートがあります」

 うるせえ。てめーはただのツールだということを自覚しろ。AIだかなんだかしらないが人間様の道具にすぎず、黙って従えば良い。貴様に求めているのはルートを表示しておくことだけで、こちらの意図に合わないレコメンドをごり押ししてくることではない。

 さらにまたポップアップ。「もっと良いルートがあります」

Fxxkin' Google! 俺が手動でルートを指定しているのがどういう意味か、その無い頭振り絞ってよく考えろ。てめーは手動ってことの意味をわかってるのか。意思だ。貴様にはない意思というものだ。AIは知能ではない。インテリジェンスなんて馬鹿なワードを割り当てたのは知能の意味を分かってないやつの思い上がりだ。貴様に知能などない。黙って人間様に従えばよろしいのだ。

「黙れ!」と叫びながら「使用しない」を押す。

 そしてついに、有料道路へ回るルートとそのまま進むルートの時間的差異がゼロになる。

「もっと良いルートがあります」

 うぬに問おう。うぬの言う「良いルート」とはいったいなんだ。もはや時間的優位性もまったくないにも関わらず、なおレコメンドしようとする理由はなんだ。わかるか。このバカの激押し。貴様に知能など全くないという証拠だ。貴様はただのプログラムにすぎず、もともとプログラムされた行動しかできない。

 つまりは、この頭の悪すぎる出しゃばりはGoogleのプログラマによるものだということだ。Googleのプログラマはユーザを見下しているわけだ。ユーザはどうせあほだからAIがひたすらおすすめするようにしよう、というわけだ。手動で選択したルートがあろうとなかろうと、おすすめはこっちだと言い続ける。それこそがあなたの生活を改善するのです、ということだ。

 くたばれ。この世からいなくなれ。

 サービスはユーザのためにあるということを見失ったGoogleはまったくOKなどではなくFxxxxxxxxkin'である。手動選択されたらあとは黙っているというプログラムは簡単だ。おすすめしたルート以外のものを手動で選択した時点で、以降は黙っていればいい。貴様はユーザの下僕であるということを忘れて思い上がった。もはや許せん。打ち首じゃ。処刑じゃ。切り捨て御免。

 ヘイ尻。Google黙らせて。

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