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GARY MOOREその5

こんにちは。今回はワイルドフロンティアです。ゲイリーの故郷アイルランド色が満載のアルバムとなります。何か民謡的な…郷愁を感じさせる点では我々日本人にも共感出来る聴きやすいアルバムだと思います。

1.Over The Hills And Far Away

歌詞は物語風でなんともやるせ無い…。友人の妻との情事の夜事件は起き、そのアリバイを言えない為に無実の罪で牢獄に入れられ…というストーリー。詳細はCDをご購入頂き対訳をご参照ください(笑)。この楽曲に関しては公式でいくつもライブバージョンがある為、色々楽しめます。80年代後半、97年、2010年等。多分、ゲイリーにご興味ある方はご存知だとは思いますが、1990年からはブルースに転向した事により、ゲイリーは過去を否定した発言が数多く見られました。"2年前の演奏は別人に思える、ギターを今渡されても2年前のプレイはできない、過去のヒット曲を垂れ流すことじゃなくて、現在の自分の気持ちを表現することなんだ〜etc"。その発言を前提として、97年に久しぶりこの楽曲を演奏しているのは矛盾を感じました。ただ、この年に出したアルバム(ダークデイズインパラダイス)が、ブルースアルバムでは無いし、当時のバンドメンバーがこの手の楽曲を演りたかった事や(ガイプラット氏かマグナスファインズ氏がアウトインザフィールズを演りたいと言ったらしい)大人の事情か?色々あったのでしょう。矛盾を感じつつも、個人的には嬉しくて海賊盤を97年当時、ビデオ、CD共に購入し何度も聴き入っていました(現在CDは公式でもあります)。この当時メインのストラトはフェンダーUSAフロイドローズクラシックという黒ボディー白ピックガード、メイプルネックのフロイドローズ付きのストラトを使用しており、ゲイリーにしては庶民的なギターだなぁって思いました(笑)。2010年ライブバージョンはニール・カーター氏が久しぶりに復帰し、以前のハードロックスタイルのライブを開催しています。ライブでは新曲(このアルバムに入っていても違和感ないアイルランド色スタイル)も公開し、新たにこの路線でツアーを考えているとの喜ばしいお話しでしたが……(涙)。ちなみに2010年4月に日本でツアーに来た時はブルースライブでした(私は大阪で観た)。

4.The Loner 

言わずと知れたギター弾き定番インスト曲。ロングトーンにアームでビブラートをかけたプレイ。プロモでは白色のジャクソンソロイストを使用していたが、レコーディングは例のシャーベル白ストラトタイプらしい。

8.Johnny Boy

Danny boyを感じさせる。昔、購入した海賊盤収録89年5月中野サンプラザ公演にアコギで歌ったバージョンを耳コピーするくらい好きだった。何か物悲しい、郷愁の思いが溢れてくる楽曲。

11.Crying In The Shadows 

本田美奈子さんに提供された楽曲で素晴らしいバラード。美奈子さんバージョンタイトルはthe cross 愛の十字架だった。美奈子さんの歌声も美しい。ゲイリーは日本側が歌詞を変える事は知らなかったらしいが美奈子さんバージョンでも哀愁漂うギターを弾いている。そうそう昔、友達と車に乗ってる時、このアルバムをかけていたら突然、「これって本田美奈子の曲じゃない?」って言われた(笑)







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