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依頼品

TwitterのDMで直接頂いた依頼品があり、どうやって治していくのかと
どうせならツイートするより初noteにしようと言う感じで
初noteで初依頼品の手直しを乗せます!!

まずは頂いた2品

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うちに来た時はこの傷がどの程度かわからなかったので
拝見した所、なかなかの深さとめくれ具合。
まずは中の漆部分を削ぎ落とし下地を出さないとということで
2つを研いだものがこちら

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表面の漆が年季が入っているのと他方の漆塗りの場合重ね塗りの場合があり
それが今回そのタイプだったのでここまでだすのに2時間ぐらいかな?

そしてここからまず生漆を乗せ漆の下地を完成させます。
完成させたものがこちら

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ここから塗った下地部分を軽く研ぎ、錆漆を乗せ、凹凸を無くします。
キズミと言い、それがこちら

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ここから治した箇所を紙ペーパーで落とし、本格的な錆漆を全体に
塗り終わって乾いたものがこちら

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そして満遍なく塗り全体が平らになったこれを研ぎ、固めに入ります。
こうすることでしっかりとした下地ができます。
固めた作業と塗り上がったものはこちら

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そして前回同様上記のものを研いだものがこれ
ここまで来たら結構平らな研ぎ状態がわかります。

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そしてこれに中塗りを施したものがこちらに

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ほぼ綺麗になりましたね。
ここからさらに薄いペーパーで研ぎさらに塗りを重ねていきます。

ということで上塗りで黒の蝋色というものを塗りました!
出来上がりはこちら!

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これで中身は完璧。ゴミ一つなく丁寧に3つ塗り上がりました。

最終段階の摺りへと入りました。
手直し前はこちら

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そして摺り作業を終わらせて仕上げたのがこちら

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多少のわかりにくさがありますが
これにて全行程が終了しました!!
あとはこれを無事お届けするのみ。
喜んで頂けたらいいなぁ~!

というわけで手直し作業の工程を全て乗せてみました。
初noteを体験、そして最後まで書き上げたことで満足してます!

それでは拙い文ですが、付き合って読んでいただいた皆様に感謝します!

また別のnoteを書く機会があったらよろしくお願いします!

KEN

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