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友情・努力・勝利のビジネス書

今日はパートナーさんにクリスマスプレゼントということで(僕がインフルだったので)めちゃくちゃいいスピーカーを頂きました。
本当に最高のものなのでこれもいつか紹介したい。低音がスゴイ。

さて、昨日宣言した『2019年読んでよかった本』紹介します。

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デデドン!!

『サードドア:精神的資産のふやし方』

という本です。
著者はアレックス・バナヤン。19歳でシリコンバレーの投資家になった世界最年少ベンチャーキャピタリストで、フォーブス誌の「30歳未満の最もパワフルな人物」として選出。現在はApple、Google、NIKEなどで講演を行なっているそう。

僕が19歳のときはバスケ部を辞めて生まれた時間を使って狂ったようにドラクエ11をやっていた時期なので人の生き方は多様だなぁと思いました。

そのバナヤンが大学1年生の期末試験の前日、米国の有名なテレビ番組『プライス・イズ・ライト』に出場して優勝し、商品の豪華ヨットを獲得。それを売って得た金を元手に、ビルゲイツやマークザッカーバーグ、ウォーレンバフェットなど世界屈指の成功者達から「自分らしい人生のはじめ方」を学ぼうと旅に出るのが本書のあらすじ。

このあらすじを読んだときは正直「あぁ、いろんな人のインタビュー本か。どこかで聞いた内容もあるんだろうな。」程度に思っていました。Twitterで話題とはいえそんなに期待値は高くなかったです。
ところがどっこいこれがめちゃくちゃ良著でした。信じるべきはTwitterですねやっぱり。

この本の重要ポイントは正面入り口であり99%の人が並ぶファーストドア。VIP専用入り口であるセカンドドアの他に、タイトルにもなってるサードドアがあるという事。
ファーストドアに並ぶ行列から抜け、裏道を辿りながらこじ開けるこの3つ目のドアが自分らしい人生を生きるにおいて大切であると説いている。

要は周りから見てヨシとされる行動だけしているのではなく正しいと思ったやり方ならそれを工夫して、継続していくことが大事やでということだと僕は解釈しました。

確かにそれはとても大事なことだと思うけどそれだけではここまで話題になる事はなかったはず。
上記の他に僕が素晴らしいと思ったポイントは主人公バナヤンの成長が中心に話が進んでいくことでバナヤンの怒濤の1年間を追体験でき、読み物としてめちゃくちゃ面白いというところにあると思うのです。

当然なんの肩書きもない学生のバナヤンが簡単にビルゲイツと1on1でインタビューできるはずもなく。
メールの書き方など些細と思えることから「大人と子供」の圧倒的な差を感じ、試行錯誤を重ねる中で少しずつ成長し夢を叶えようとするバナヤンの姿はまさに「大人と子供」の間にいるであろう大学4年生の僕と重なり胸を熱くさせました。

さながら友情・努力・勝利の少年漫画を読んでいる気分になるほどの高揚感を感じました。ビジネス書でですよ。
単純に読み物として面白いのももちろんなんですが、日常で使えるテクニックやメンタルがバナヤンの体験とともに書かれているので実生活にも反映できるのがスゴイところ。
インタビュー相手が現在の地球において最強のメンツである事で及び腰になってしまうけれど、逆にこれは「僕らの日常とやってる事は変わらない」という事なのでそういう観点で読んでもらえるのならとても、とてもおすすめです。

きっとこれからもこの本に助けられ、勇気をもらう場面は沢山あるんだろうなぁと思います。
こんなに没入できるビジネス書を僕は他に知らない。

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