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久しぶりの映画

最後に観た映画は2月に「身代わり忠臣蔵」だったので、2ヶ月ぶりの映画館

今日観たのは「あまろっく」

実は、昨晩NHKで放送された「鶴瓶の家族に乾杯」という番組で、ゲストがこの映画に出演している中条あやみさんで、鶴瓶師匠と夫婦役を演じると言っていたので、それじゃあ観てみるかと、ミーハーな気持ちで映画館へGO!

「あまろっく」とは、尼崎市を台風や豪雨から守るために設置された防潮堤に設置された船の出入り口
通常は閉じているが、船が出入りするときに一つ目の門が開き、船が通過すると門を閉じ、二つ目の門を開ける
パナマ運河と同じ方式で作られた日本最大級の施設という

正式名称は尼崎閘門(こうもん)というが、ちょっとなんだからということで、英語で閘門を意味するロックゲートから、「尼ロック」というニックネームで呼ばれている

関東地方に住んでいる自分は、初めて聞くが関西方面の方は、そんなの知ってるわい!と言われそう

物語は、いきなりウエディングドレスを着た2人の女性が並んでヴァージンロードを歩くところから始まる
このシーンはラストの方で種明かしがされるので、よく頭に焼き付けておいてチョーダイ

江口のりこ演じる近松優子は、この「尼ロック」で守られた尼崎市で生まれ、町工場を営む能天気な父、近松竜太郎(若い頃・松尾諭、のち笑福亭鶴瓶)と、優しい母のもとで育った。

大学卒業後は東京の大手企業で働いて優秀な成績をあげていたが、ある日、理不尽なリストラで失業、39歳・独身にして尼崎の実家に戻ってくる

実家で優子を出迎えた父竜太郎は、玄関に「祝 リストラ」と書いた旗と共に待っていた
竜太郎は、常々「人生に起こることは何でも楽しまな」が口癖

そんなある日、竜太郎が再婚すると言い出し、優子よりずっと年下の早紀(中条あやみ)を連れてきた

3人で始まる共同生活、なかなかお互い噛み合わずうまくいかない
優子が不貞腐れて食事をしないときも、握り飯を持ってゆき
食って寝たら、たいていのことはなんとかなる  となだめる竜太郎

一つ一つの言葉が鶴瓶師匠が言うと、なんだか観てる方も元気づけられる

さて、そんな中家族を突然、不幸な出来事が襲う

これ以上書くと、ネタバレになるので、続きは映画館でどうぞ

脇役陣も、松尾諭をはじめ、駿河太郎、久保田磨希、高畑淳子、佐川満男など良い味を出していた。
なお、佐川満男さんはこの映画が遺作となってしまった 合掌

中村和宏監督も、なかなか優れた映像感性を発揮して、ときおり写真で撮りたいと思うシーンもいくつもあった

最後は、感動と、意外な場面もあったり
楽しませてくれる映画でした

今年のベスト5に入る映画かと思う



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