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僕とOSCA

2024.2.15
@梅田シャングリラ
OSCA 5th Single Release Party
-浪漫不全-

OSCAのギターサポート担当しました。
見にきてくれた方々、ありがとうございました。
活動休止前ラストというのもあり、無理を言ってでも見て欲しい1日でした。
本当にありがとう。

熱冷めやらぬままに素直に気持ちを綴っておこうと思います。


そもそも僕とOSCAの出会いは

これだ。
意外すぎる。
5年くらい前やと思ってた。
なんで初めましてで2マンLIVEやねん。
どないなっとんねん。

この日はcallslow→OSCAの出順。
ライブ中歌ってる僕は気づくんです。

ボーカルのやつだけフロアに居ない。

えっ?2マンですよね?
あ〜それはそれは…

まあ、お可愛いことで(笑)

僕も当時若かったなと思います。

誰が見るもんかと。

OSCAのLIVEを見ませんでした。
あらまあ、尖ってんねぇ(笑)

でも、打ち上げですよ。
2マンですよ。
OSCAしか話す相手いませんよね(笑)

そこで頑なに話そうとしない僕と捺久。
牽制しあっているんですね。
こんなん犬の喧嘩ですよ。

色々話して、いつしか話題は好きな音楽の話に。

僕が玉置浩二の名前を口にした瞬間。
僕と捺久は強く握手を交わしました。

この出来事があったから、僕は彼らと
SNSを交換したのです。



そこから数ヵ月後、
彼らは音源をリリースします。

これを聞いた当時の僕↓

ブッ刺さりました。

そして

歌った(は?)

すると

歌い返してきた(は?)


この意味不明なやり取りのおかげで
急激に仲良くなり、
その後もcallslowの主催イベントに出てくれたり
OSCAのリリースイベントに出演したり、
OSCAとcallslowで共催イベントを組んだり、
その時にお互いの楽曲をカバーしあったりした。

去年callslowが解散したわけだが、
その最後のLIVEもOSCAと一緒に組んだイベントだったし、なんならラスト3本(12月.1月.2月)は全てOSCAと対バンだった。

同世代の男性バンドとここまで仲良くなれたのは僕にとって初めてだったし、やっと見つけた切磋琢磨できる仲間であり、ライバルだった。

そこまでの関係になれたのは
先ほども言ったが、ボーカル2人の
圧倒的な音楽が好きすぎる部分と

玉置浩二のおかげだ。



なんかこういうことを綴っていくと泣けてくるわけだが、俺は浪漫に欠けるとか言われたくないので、間すっ飛ばして最近の話を。

去年からちょくちょくOSCAのギターサポートを
させてもらう機会があった。

やはり中に入ってみて気づく事がとても多かった。
西村の頭の回転の早さには脱帽したし、
Tの空気感の重要性もひしひしと感じたし、
捺久は社会に出すとGDPを下げてしまうんだろうと改めて思ったし(笑)

やはり同じギターボーカルだから
捺久と関わることが多かったけど、
西村もTも本当にいい奴で。

OSCAといる時は自分もバンドマンに
戻れている気がして。
気がしているだけだよ?


青臭くて、泥臭くて
ぶつかり合って、愛だの恋だの言って。
酒飲みに行って、愛だの恋だの言って。

彼らが眩しかった。



そんなこんなで2024.2.15
活休前ラストLIVE。

新曲含む9曲
(実際本番は諸事情で8曲になった)
必死に練習した。

ギターサポートって仕事だから
必死になるのは当たり前だけど
正直、手癖で弾ける自分の曲とは違うのもあって
指が痛くなるまで練習した。
高校生ぶりだよほんと。

ほんでOSCAの曲は癖がすごい。

いきなりのノブ

自分の手癖の真逆にいくフレーズが多くて
本当に大変だった。

まあ実際は、大事なリフとか以外は
Kenさんらしさが欲しいので好きにしてくださいって言ってくれたから結構リアレンジして弾かせてもらったけど。



前日4時間
当日2時間のスタジオ練習。

アドレナリンドバドバでしんどかった(笑)

あと、ずっとイライラしてた。
これ、誤解を招くのでちゃんと説明するけど
彼らにイライラしてるわけではなく、
自分にイライラしているわけでもない。

なんか大きいイベントとか、
勝負って時に、メラメラしすぎて
イライラしてくるの。
目に入るもの全てに腹立ってくるの。

わかる人います?(笑)

僕の周りで現状これに共感してくれたの
ワンラスのRyo君だけです(笑)




会場は梅田シャングリラ

本当に音が良い。
ギターめちゃくちゃ良い音で鳴る。

LIVE終わった後、めちゃくちゃ色んな人に
ギター良い音って褒めてもらえたけど、
7割くらいは会場とPAさんの力だよ。
3割くらいは…ね?💪


鬼スキルオサレ集団ジャムリリから始まって、
パレパレがごっつい空気作って会場を1つにして
青ヒメが愛の籠ったLIVEをした。

それは僕の抑え込んだバンドマンの血を
再び呼び起こすには充分すぎた。

OSCAメンバーの顔はガチガチになってた(笑)

そしていよいよ本番。

OSCAセッティング前に
裏でTに
「活休前最後にけんさんとやれるの嬉しいです」
と言われ、西村に
「けんさんありがとう。最後がけんさんでよかった」
と言われ
出番直前の円陣で捺久に
「Kenにしか頼めないから。頼むよ。」
と言われた。


なんなんお前ら(泣)



しんどいて〜〜〜〜〜〜〜


あ〜〜〜〜もうしんどい。

LIVE本番は一瞬に感じて、あっという間に終わってしまった。
いつもより他3人と目が合った気がした。

ステージの上から見えるOSCAを求める視線。
そこに何故か立つ元戦友の自分。

途中で思った。
僕はみんなと同じだ。
今OSCAを見ているみんなと同じだ。
OSCAのファンの1人として、
リスナーを代表して、
穴の空いたギターを埋める存在だ。

彼らはけんさんはもう実質OSCAのメンバーだからと何度も言ってくれたけど、
俺は誰よりも彼らのファンなのだ。

そう思った時に、結果OSCAらしく演奏するには
どうすれば良いのかをその場で考えた。

結果、僕が思ったOSCAの理想像は
強烈な個性のぶつかり合いであった。

それに気づいたのがちょうど一回きりの新曲を
演奏している時で。
そもそもその新曲も、謎にギターソロあるし。
ライブの3日前に、4536ゴリ押しのソロをお願いしますとかLINE来るし。

つまりそういうことなんだなと。

俺はこの一回きりの新曲を
OSCAのメンバーとしてギソロを個性をぶつけてめちゃくちゃに弾けばいいんだな?と。

俺、どうしたと思う?


前にでたんよ(ドヤ)

照明さんもスポット当ててくれてた(しごでき)



いや、それで?って思うかもしれんけど
俺、こんな目立つパフォーマンスした事ないからね?

しかも一回きりよ?
映像に一生残るのよ?
ミスったりダサかったら終わりよ?

でも腹括って前に出たのよ。
この覚悟は理解して欲しい。

多分見てたTakumiが1番驚いたと思う。
知らんけど。



僕のファンも何人か見にきてくれてたけど
かなりびっくりしてた。
ってかぶち上がってた(笑)



ここから後のライブの話は、書くと多分
思い出してジーンとしちゃうので
この辺で切り上げますね🙇‍♂️

まあ、一年前に似たような経験をした自分にとって、当日の彼らの心情は手に取るようにわかるし、表情一つで考えてることもある程度分かっちゃうから、本当に僕としても心苦しくて。

もちろんOSCAもそうやけど
パレパレも、お疲れ様でしたって気持ちが大きくて。

きっと今頃は、抜け殻のように全く動けず、
しばらくはなんのやる気も起きず、
このままいっそ死んでやろうかくらい思うんだろう。
それとも意外にちゃんと生きていけるものなのだろうか。

それは結局人によるんだろう。

でもきっと彼ら彼女らはそこまで器用じゃない。
楽曲を聞いて、少し触れて、なんとなくだけど
それを感じる。


それを少し前に経験した身から言わせりゃ

でも、俺生きてるからね。

なんなら君らの解散と活休立ち合ってるからね。

それが結局答えなんだと思う。
要は結局、やるやつはやるし、
やらんやつはやらんって事なんだ。

音楽人として死んで
一般人として生きること。

それを受け入れられる人なのか
もしくは絶望してしまう人種であるのかどうか。

僕は後者だったから。
今回もステージ側で携わることができた。

彼らが音楽人であればあるほど
本当の勝負はここからであると感じる。
実は辞めてからの方が葛藤が多いのよ。

そんな葛藤をしているうちに僕は一年。
一年経って、やっと自分の音楽を他の人と演奏する覚悟を持てたよ。

callslowをやめて、1人で音楽を続けて
Shoma、Takumi以外と自分の曲をLIVEでする気なんて全くなかったけど、一年悩んだけど。

サポートメンバーを入れてソロ名義の楽曲を
ライブで演奏するから、バンドを組むわけじゃないけど。

それでも僕にとっては大きい1歩。

僕は前に進みます。


まあ考え方は人それぞれだからね。
一概には言えんけども。


時が流れて
全て剥がれて
若さも鱗も剥がれて消えて逝ったとしても
手を伸ばせば届きそうな光があればしがみつく。

それが俺たち"バンドマン"だ。


きっとまた会える。
1歩だけ先で待ってるよ。
狂おしいほど愛した仲間へ。


シェリール


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