ジョージアはエレベーター代が有料!?使い方と支払い方法をまとめました。
タイトルで書きました通り、ジョージア(グルジア)では、アパートのエレベーターは有料な事が多いです。
私は日本以外では、タイ・マレーシア・ベトナムと暮らして来ましたが、エレベーターが有料だったのはこの国が初めてです。
最初はちょっぴり戸惑いますが、すぐに慣れるので大丈夫です。料金も1回、5テトリ(2020/8現在のレートだと1.75円)程度なのでそんなに負担に感じるほどでもありません。
本記事では、そんなジョージアのエレベーターの使い方&料金の払い方をまとめてみます。
エレベーターの使い方:その1 オールドビルディングの場合
ジョージアには「オールドビルディング」と呼ばれる古い建物と「ニュービルディング」と呼ばれる比較的新しい建物の2種類が存在します。
オールドビルディングとニュービルディングではエレベーターの使い方(支払い方)が変わってくるので、1つずつ順番に説明します。
まずは、オールドビルディングからです。
読んで字のごとく、昔に建てられた古い建物が「Old Building」です。具体的には、旧ソ連時代に建てられた日本の県営住宅のような外観の団地や、トビリシ旧市街の歴史を感じさせる古い建物(築100年以上)のことを言います。
(↑: 旧ソ連時代に建てられた団地/オールドビルディングというカテゴリーになります。)
(旧市街の歴史のある建物もオールドビルディングになります。エレベーターがない建物も多いです。)
コインをチャリンと支払う
オールドビルディングのエレベーターに乗り込むと、行き先の階を押すボタンの横あたりに、チャリ銭箱と言いますか、硬貨を投入するBOXがあります。
料金は5テトリか10テトリの所が多いと思います。
このBOXにコインをチャリンと入れて、行き先の階を押せばOKです。
ごくたまに、お金を入れたのに階のボタンが押せない時があります。その時はコイン箱を軽く叩くとあら不思議。
ストンとコインが落ちて、ボタンが押せるようになります。
かつて僕が、こちらで部屋探しをしていた時に見学したロシア風団地の場合ですと、料金は1回5テトリ(約1.75円)でした。
同行してくれたオーナーさんによると、5テトリがない時は10テトリや20テトリ、50テトリを入れても動くとの事でした。
エレベーターの使い方: その2 ニュービルディングの場合
続いてニュービルディングです。ニュービルディングはその名の通り新しい建物のことです。
ただし「New」と言っても新築物件を指すのではなく、「比較的新しい物件」です。そのため、中にはわりと経年感のある New Building もあります。
電子チップをかざすだけで支払い完了
エレベーターの支払い方はかなりスマートになります。
上の写真の鍵についている小さなカードがエレベーターの電子チップです。
行き先の階を選ぶボタンの近くにカードをタッチするパネルがあるので、そこにカードを当ててから階の番号を押せばOKです。
なお、カード(チップ)の形状は、建物によって様々で、色々なタイプがありますが、使い方は基本的にどこも同じです。
料金はチャージ式
料金の支払い方はチャージ式になっています。例えば、1回に15ラリチャージしておけば、それがなくなるまでは使えます。
自分が今住んでいる所では、大家さんにエレベーター代は月に15ラリかかるという説明を受けました。
ただ、実際にチャージ画面に行くと、最低金額に12ラリが選べるので、僕はいつも12ラリずつ支払っています。これだとだいたい4週間くらい持ちます。
支払い方法: オンラインバンクと街中の支払い機が使えます。
具体的な支払い方法は2種類あります。
オンラインバンク
1つ目は、オンラインバンクを使う方法です。
ジョージアでは、今のところ外国人でも自由に銀行口座を作る事ができます。こちらで口座を開設する時に「オンラインバンクも使いたい」と言うと、ついでにオンラインバンクの登録もしてもらえます。
口座(オンライン含む)を開設したら、手持ちのスマホにその銀行のアプリを入れます。
そして、そのアプリから自分のオンライン口座にログインして使います。
これがとても便利で、残高や取引履歴の確認や定期預金口座の開設、公共料金などオンラインでの支払いや、他の口座への振込など、必要なことは全てここから行う事ができます。
アプリの支払いの所から、エレベーターの管理会社を見つけてチップに記載されたID番号を入れて、チャージする金額を指定する感じです。
エレベーターの管理会社とID番号は、部屋を借りて鍵とチップを貰う時に大家さんが教えてくれます。
エアビーで滞在している場合は、チャージ金額がゼロになりエレベーターに乗れなくなったら、ホストに連絡すればOKです。すぐに対応してもらえると思います。
街角にある支払い用の端末を使う
もう1つのやり方は、街角でよく見かける支払い用の端末を使う方法です。
こんな感じの、なんとなくATMを思わせる機械が支払い用の端末です。
お店の前や通りの角など、至るところにあるので見つけるのに苦労することはありません。エレベーター代以外に、公共料金やWiFiの料金なども、この機械で支払う事ができます。
払い方はオンラインバンクの手順と同じように、エレベーターの管理会社を選んで、IDナンバーを入力。
次に紙幣を投入します。硬貨も入れられますが使えるのは、1ラリ or 2ラリ硬貨だけです。
50テトリ/20テトリ/10テトリ/5テトリなどの小さい小銭は受け付けてくれません。
注)1ラリ=100テトリです。テトリは日本円にすると「銭(セン)」のような感覚です。3ラリ50テトリは、3.5ラリになります。
端末の画面右上あたりに、言語を選べる場所があるので、英語にしておいた方が操作はしやすいです。
どちらの方法も、一度やり方を覚えてしまえばとても簡単です。私は最初は街角の端末を使う方法を大家さんに教えてもらったのですが、今はオンラインバンクから支払っています。
という事で、本日はジョージアのエレベーターの乗り方とお金の払い方についてまとめました。
万一、どうにも支払い方法が分からないという方がいらっしゃっいましたら、僕のツイッターにリプして下さい。分かる範囲になっちゃいますけど、お答えできると思います。
それではまた!
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