ケン

書いてみたくなった30歳

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02.あの街にいた

01を書き終え、私の心はいくらか満たされていた。本当にちょっとした、「書いてみました」といった文章だったが、自分自身の言葉を繋いだ文章を作り上げるという行為そのものに、純粋な心地よさを感じた。 また、読者の存在を感じた。本当に気まぐれで始めた私の投稿に10のいいねがついた。全文を読んで「良い」と思ってくれたのか、一字も読んでいないのか、それは私には関係のないことだ。そこに読者がいたという事実は私を喜ばせるのに十分だった。 そんな体験が私にもう一度文章を書いてみようという気

    • 01.文章を書く

      少し久しぶりに文章を書いてみようと思う。 最近、もっぱら文章を書くのは、日記の上のみになっている。日記というのも毎日書くようなそんな立派なものではなく、気の向いた時に書く雑記帳のようなもの。「書きたい」と思った時に取り出してきて、毎回、ペン先の乾いた万年筆を湿らせるところから始める。書き初めは決まって「3ヶ月ぶりにペンを取った。」 そんな日記帳も書き始めて7年が経ち、ようやく1冊が完成した。大学を卒業し、社会人1年目から書き始めている。日記帳を振り返ると、その時の自分の未

    02.あの街にいた