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2023年向け高校受験の勉強法(いよいよ神奈川県公立高校入試)

いよいよ来週から神奈川県で公立高校の入試が始まります。
そして本年度(令和4年度)の学力検査から、数値をマークする形式の問題が新たに出題されます。

つまり英検の一次試験みたいな問題が始まるという事です。

だからと言って、問題自体が優しくなるわけではなく、特に数学や理科など数字を扱う科目については、分数の表し方など、ふだんの解答方法と感覚が異なるため、試験に向けて練習が必要です。

さらに去年はコロナの影響で入試問題がかなり易しくなっていましまが、今年から科目によっては難易度が上がる可能性が予測され、特に社会科はその可能性が高いと思われます。

何度も書きますが、教科書のコラム欄や章末の問題の多くは、発展的な学習を促しているもの、あるいは原理原則から根本をしっかり理解してもらうことを意図した問題が掲載されています。

また、国語や社会科など文系科目などでは、解の出ない問題など “ 粘り強く取り組む力 ” を試していくような問題が見られます。

こうした問題が学校の定期テストや、今年から神奈川県内の各校で新たに実施されている単元テストなどにも出題され、新たな成績評価観点の「主体的に学習に取り組む姿勢」などに反映されているところもあります。

神奈川県公立高校入試の特色検査においても、教科書のコラム欄や章末にあるような問題に取り組み、原理原則を理解して、しっかりと読み取っていく力を身につけることが大切です。

さて、ここから重要な話を書きますので、今のうちから覚えておいて下さい。

・共通選抜の選考資料について
共通選抜では、「内申点」「学力検査」「面接」および「特色検査」の結果が選考の資料となります。

・内申点
2年内申の9教科合計と、3年内申(2学期まで)の9教科合計を2倍した135点満点です。ただし、各高校の判断で3教科以内、各2倍の範囲で傾斜配点をつけることができます。

・学力検査
基本的に英語・数学・国語・理科・社会の5教科の数値を使用します。検査時間は50分、各教科の満点は100点。
「基礎的・基本的な知識及び技能」や「思考力、判断力、表現力等」を測ります。「思考力を測る」記述式の問題も出題されます。
※特色検査を実施する場合、3~4教科での実施もあります。また、各高校の判断で2教科以内、各2倍の範囲で傾斜配点をつけることができます。

・面接
中学校における学習意欲や、校内外の教科等以外の活動に対する意欲を見ます。下記の3つの「共通の観点」をもとに行います。
1 入学希望の理由
2 中学校での教科等に対する学習意欲
3 中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲
高校に入学してからの活動意欲や将来の展望など、「学校ごとの観点」を設定することもあります。
志願時に志望理由や自分の良いところなどを記入した「面接シート」を提出します。

・特色検査
川崎市内の県立高校を受ける中2の皆さんはあまり気にしなくて全く構わないです。
特色検査は高校によって「実技検査」と「自己表現検査」があります。
実技検査は、例えば美術関連の科目ではデッサン、英語関連では英問英答、体育関連ではスポーツ種目などが挙げられます。
また自己表現検査では、「テーマに基づく『スピーチ』『グループ討論』『作文』」「提示された資料を活用した記述」があげられており、教科を超えた総合的な力が問われます。

次回から科目別の勉強法を書いていきます。

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