Set Free①
2月25日(月)
すっかり春の太陽が顔を出すようになり、暖かく気持ちいいという反面、今年ももう冬が終わってしまうことに寂しさを感じる。最近はバイトに行くとき、自転車に乗りながらそのようなセンチメンタルな気分になって出勤しています、僕です。今日は大阪 中津StepHALLでサンセリフのライブをするという日である。何の因果か対バンには先日まで所属していたSet Freeがいる。ちなみに急にこんな書き物を始めた理由は1ヶ月ほど前にSet Freeのボーカル、キヨちゃんとエッセイや雑誌の書き物の話をしていた時、流れから「文章書くの好きならブログとかやってみれば?」と言われたことである(キヨちゃんのnoteも密かに読みながら"良い文章書きやがって!"という対抗心もある) 先に言っておくと、こういうことを始めると周りに小バカにするような人間は少なからず出てくるだろうけど好きなものは好きなので。今はとにかくやってみようかと。あとホリエモンがなんでも良いから自分のことを発信しろ的なことを言ってたんで。
元々Set Freeよりも前からサンセリフの活動はしていたので前と同じ状態に戻ったと言えばそうなのだが、やはり自分自身の為にと自分で選択したこととは言え、メンバーも楽曲もこれ以上に無いくらい大好きだったので大切なものを失った時のような、例のあの感じはある。なんなら今だって電車乗って向かってるんだけど新EPの中から『風にさらわれて』を聴いてるからね!はい、Set Free新譜発売します、よろしくお願いします。発売日はワイニー 君のミスによりまだ未定です(笑)
話を戻しなぜ好きなのにSet Freeをやめたのかというと、理由は一つや二つじゃなくて色んな気持ちが重なった上で決めまして。整理が追いついてなかったからメンバーに口で言えてない理由もあっとと思う。今はバンドを中心に動くことよりももっと雑食になって色々なことを学びたいという気持ちが一番だったけれど、就職活動を目の前にしてそもそも自分が音楽を仕事にしたいのかどうかということに対しての疑問や単純な疲労、自分の立ち位置に対してのコンプレックスや圧力もあった。辞めることを言う前、携帯のメモにめちゃくちゃ書き殴ってたから他にもあっただろうけど消してしまったので覚えてないです。
辞めることを伝えたのは昨年末の最後に入ったスタジオの後。その時にドラムの翔太郎に『もっと喧嘩したかったのに』と残念がられた事は割と今でも心に引っかかったままでもある。とはいえ、そこからの残り二ヶ月の間はスタジオもレコーディングもMV撮影もそれまでよりずっと楽しくて。今まであった距離がグッと縮まったという感触は自分の中であった。そしてなにより、みんながびっくりするくらい引き止めてくれたり(清田電話で熱弁。その数日後土井ちゃんに止められた時は号泣)、周りの人も"勿体ない"って言ってくれて。必要とされたことも、そういうバンドに所属できたってことも僕の中では糧や誇りとして残り続けてくれます。それもあって、さっきは未練があるような感じで書いたけれど今は体も胸の中も軽くてフラットな状態です。それに今日から始まるサポートに東木場を迎えた新生Set Freeを見るのは実はすごく楽しみで。たぶん他の誰よりも楽しみにしてる。
長くなったのでそろそろ。
もう僕はSet Freeでは無いけどこれからもSet Freeとそれからサンセリフをよろしくお願いします。
あ、あとこれ①ってあるけど②があるかどうかは分かんないです(笑) それでは。