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03.16.20 過去形と完了形

1カ月近くも放置してしまった。継続のための継続もどうなんだろうと思う一方そんな甘言で自分を納得させるな!とも。適度なストレスを感じてできるだけ継続したアップデートを心がけることにする。

さて、タイトルと写真に全然つながりがないが、、

写真は昨日作ってみたカレーである。カレールーを使うつもりだったがカレー粉から作るのもアリ!と考え初めての挑戦。ちょっと前に豚バラの角煮に凝ったのだが、工程としては似ているかも。

↑こちらは自家製豚の角煮定食。

作る前にネットで調べると、小麦粉を油で伸ばしながらカレー粉を加え「ルー」を作るとある。20分近くかかる作業だが何とも言えない香りと小麦粉の変化が面白い。

結果的には小麦粉の分量を間違えたか水気が多くなってしまったが納得の味!


さて本題。過去形と完了形。題名からお分かりように「英語の話」。


数年前にアメリカのホテルのカウンターで体感し深く納得した出来事について書いてみたい。

多くの人同様、私も学校で英語を習いその後幾度か接する機会があったり、プライベートや仕事で外国に行く機会もあった。

一週間、二週間くらい海外にいると言葉のストレスがたまってくる。レストランに行ってもメニューを見るのがおっくうになり人に聞くのはよりストレスになってくる。

そのたびにもっと勉強して少しは楽に話せるようにと願い、日本に戻ると少し勉強をするのだが、、noteを継続することと同様モチベーションは続かず一年くらいしてまた海外に行くことになって、という繰り返しだった。

海外のとあるイベントで日本人のアテンドをすることが海外に行く主な理由だ。まあ、私のたよりない英語でもなんとかなる程のイベントだ。

数十名のお客さんの宿泊をまとめ事前にホテルにリストを送り部屋の確保をする。

だが、毎年、かならず、絶対に宿泊日や名前、宿泊日数の間違いが多発しそのたびに私がホテルフロントに掛け合って修正をすることになる。

つたない英語がなかなか通じず、またイベント開催時なのでホテルのカウンターもごった返していてなかなか私の話を聞いてくれないというストレス満載の状況。

なので本当に行きたくない。日本を離れる機内でパソコンに取り込んだ「深夜食堂」や「孤高のグルメ」を見ながら居酒屋で焼き鳥食べたい、チューハイが飲みたいなどと涙している。

さて、長い前置きはここまでにして本題に入ろう。

そう、ホテルの予約である。

カウンターに行き係のお兄さん、あるいはお姉さんにこう言っているつもり。

「日本から部屋を予約したんだけど」

私はずっとI booked (reserved) the room from Japan. But..と言っていた。

すると「ハン」といって彼らは他の人の対応をしたりその場を離れようとしたりする。

やはり発音が悪いのか?とさらに声を強め場合によってはカウンターを叩きながら同じことをいう。

流石にそこまですると私が次に言いたいことを聞く姿勢になってくる。

何年も何回も同じことの繰り返し。とても疲れる。

ところがある年、一カ所言い方を変えただけで、彼らは興味深く私の話の続きを待ってくれていた。

その言い方が、I have booked the room from Japan.

そう、完了形

もちろん学校では習っていたんだが、実際どの場面で使えばいいのか?

短期間での海外滞在では難しい言い回しは避けて現在形、過去形だけでもなんとかなる。というか難しい自身の能力を上回る言い回しはかえってストレスになる。

ということで、私は予約した=I booked とずっと使っていた。

ただ私が本当に相手に伝えたい事は、その予約が間違っていたこと。

(日本から)予約した、というのはあくまで前提であり、その予約(情報)が間違っているというとが主題だ。

日本語でいうと「日本から予約したんだが、、」。日本語のわかる人なら、この「だが」を聞いて「こいつ予約について何か言いたいんだな。」と察する。聞く耳を持ってくれる。

私がホテルのフロントで「I booked !! (予約した!)」と叫んでも彼らの反応は「それで?」。

彼らの心中で「イベントがあってこのくそ忙しい時にあんたの想い出話なんか聞けないよ!」と思っていただろう。

この場合過去形を使うということは、過去のすっかり終わってしまった事を、思い出話をするかのように持ち出したニュアンスがある。

これが完了形を使うと、過去に予約したということが今話題になっていてそれについて何か話したいんだ、というニュアンスとなり相手は興味を持ってくれる。

現在形、過去形、完了形という時制の表現はニュアンスも伝えるのだということを激しく実感した瞬間だった。

学校で完了形を習った時に上記のことも同時に教わったのだろうか?私が聞き忘れて覚えていないだけかもしれない。

あるいは、完了、というと、事が終わってしまって関係ないという私の思い込みがあったのかもしれない。

現在形を過去形や完了形に変えるという練習をやったりテストに出たりはしたが、この経験が継続しているニュアンス、を習ったことはなぜか記憶にない。

ともあれこの体験は、英語を勉強することに大きなモチベーションになった。

今年に入ってから英検の試験監督の仕事をやる機会があった。受験生の大半が小学生や中学生だった。彼らにも改めて刺激を受けて、ちょっとした目標も設定してみた。

ウイルス禍の現在 家で勉強なんて、素晴らしいと自画自賛(*´∇`*)







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