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『なぜ人は花を見て落ち着くのか』
華道家らしい花展とイベントで目まぐるしい秋だった。秋のお花を花屋で見て展覧会やデモンストレーションで生けるのは気持ちが良い。その裏で日は一日づつ過ぎ、いつの間にか秋を感じる前に終わってしまうかもしれないという焦燥感と過ごした秋でもあった。その時の自分の願いは御所を散歩したい、ただそれだけだった。家が近いという理由だけで、特に御所である必要は無いのだが、秋を感じられる場所、季節、自然に身を投げ
お花の倫理(復興いけばな宣言)
倫理とは「人として守り行うべき道」とある。
人は変わり続ける。すると倫理も変わり続けるだろう。26年ほどみてきたが、その時間だけでも倫理の移り変わりを眺めていて興味深く感じている。
近頃イルカショーの廃止のニュースが流れていた。楽しみにしていたのに残念だとの事。古代エジプト、中世のヨーロッパの頃から王侯貴族が、戦利品として収集し動物を持ち帰って見せたのがサーカスの始まりとされている。獅子
使い回わしの読書感想文
中学の恩師が流展にいらした。「私はこの先生には特別に目をかけてもらっていた。」と皆が思うような先生で今も活躍なさっている。何かあれば土曜日であろうと日曜日であろうと指導を熱心にしてくれる先生だった。ダメなことはダメ。生徒同士の噂にも敏感で何かあれば自分のことのように祝福してくれる。体が弱いのに、人一倍動き、気も常に使っている。身を粉にして働いているようにも見えるのだが、全くそれを感じさせないのだ
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