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時計じかけのオレンジ

「時計じかけのオレンジ」(1971)
私が生まれる遥か昔昔に上映されている
鬼才スタンリーキューブリック監督作品

映画マニアならこの映画が好きな方が多く
ご存知の方もおられるかもしれませんが
とにかく、インテリアや服装色々とセンスの塊
でオシャレな映像にも目がいきますが…

それは置いておいて内容です

馬鹿な私にはとても考えながら
見なければいけない作品だなと思いながら

言葉にして感想を書くのもちょっと難しい
のですが自分なりに思った事を

非行少年?の主人公アレックスは
とにかく悪さばかりしている
(暴力的なシーンが沢山出てきます)

そして、殺人を冒してしまい
仲間の裏切りによって1人だけ殺人犯として
逮捕される

14年の懲役を言い渡されたアレックスは
2年間の刑務所の生活で
牧師さんの手伝いをしたり日曜礼拝に参加
したりして早く釈放出来ないかと
考えていたところに新療法の被験者と
なる事で早く釈放されると小耳に挟み
自らアピールして被験者として選ばれる
事になり思惑通りに病院へ輸送されるのだが

その病院での新療法が
暴力や性行為に対しての嫌悪感を持たせる
為に拘束され瞬きが出来ない状態で
そういうシーンの映像をひたすら見続け
させられるという拷問で

その結果、バイオレンスだった
アレックスは暴力や性行為に対して
吐き気が出るような洗脳を受け釈放される

ただ、釈放され家に帰ったら
家には下宿してる謎の男が実の息子のように
居座っていて親も急に帰ってきた息子に対して
拒絶反応を示している

家に自分の居場所を感じられないアレックスは
外を彷徨う中で過去に暴行した浮浪者や
過去の仲間達(警察官になっている)に
酷い仕返し?仕打ちを受けるのです

そしてフラフラな中でたどり着いた
お家も自分が過去に襲撃したお宅で…
当時仮面をつけていたアレックスだったので
暴行を受けたそのお家の作家のお爺さんも
あの時の人間だと気付かずに助けてあげる
のだがお風呂に入らせて頂いていた時に
口ずさんだ曲を聞いて

この作家のお爺さんはあの時の犯人だと
気付いて発狂怒り狂うのだが

政府に対して不信感のあるこのお爺さんは
アレックスへの復習と政府への攻撃をする為
アレックスを利用しようと怒りを抑えながらも
抑えきれず出まくりでしたけど睡眠薬で
アレックスを眠らせることに成功

そしてアレックスが目が覚めた時に
階下で爆音で流れるベートーヴェンの「第九」

アレックスが元々愛してやまなかった
この「第九」なのだが
新療法の際の映像と共に「第九」を聴かされ
続け「第九」でも吐き気がするように
なってしまっている

苦しみでおかしくなってしまったアレックスは
窓から飛び降り自殺しようとします

…が、死ぬ事はなく命を取り留めます

政府が行った新療法で被験者が
自殺を測ったことが世間ではバッシング
を受け、大怪我の治療中に何か洗脳が解ける
脳手術をしたのか?アレックスの洗脳は
解けており第九を聴いても平気

前のバイオレンスとエロ部分を持った
アレックスに戻っていたのです😮

最後の言葉が
「完璧に治った」でしたが

この映画って見ていて嫌な気持ちになる
シーンが沢山あるので批判的な思いを持つ方も
多いんじゃないかな?と

善悪を認識する能力を奪われた人間は
機械みたいなモノに変わる

表向きは善い顔をしていたとしても
心の中は悪でいっぱいな人

政治的な皮肉みたいなメッセージも
感じました

1970年代に作られた映画で近未来を
描いた作品だからこそ

今の時代同じような事が
起こっている現状なんじゃないかな?と
思ったり

人間って更生する事がとても難しい
(悪の根源は失わない)のかな?とか

色々と考えさせられました🤔

後、何回か見るともう少しまともな事が
書けるような気もするのだけど
とりあえず初見で感じた事を書いてみた

ただのオシャレ映画って訳ではないのだなと
ある意味とても怖い映画だと感じる

画像1

この写真の作家さんのお家のカプセルみたいなソファ?
斬新過ぎてとても印象的✋

作家さんの所にいた用心棒みたいなマッチョの男が好き
この方ダースベイダーの中身の方だと知って
より好きになったわ❤

この人の出ているシーンでとても好きな映像があって
画像探したけど見つけられなかったのでまた個人的に
そのシーンの写真を撮ろうと思った…芸術的なのです✨

画像2


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