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【薬学生】私がやっていたCBT勉強法


こんにちは、薬学生のkemuです☺️
4月になり、いよいよ6年生。国家試験勉強の年になってしまいました…。

国家試験の勉強していると、4年生の頃にやったCBTの勉強も大変だったなぁと思い出します笑

先輩達から CBTは余裕で受かるよと言われても、ホントに受かるか不安な現役4年生も多いと思うので、オススメの勉強法をお伝え出来たらと思います!

1.CBTとは

そもそもCBT(Computer-Based-Testing)とは、5年次にある 薬局病院実務実習に行くために必要な知識が身についているかを評価する、コンピューターテストです。
大学ごとに実施時期が決まっており、だいたい12月~1月の間に行われます。(私の大学は、クリスマスの週の金曜日にありました。)

出題内容は、学生ごとに異なっており、夏ごろに行われる体験受験や過去の大学の先輩の結果から、期待正答率に合わせて問題が出されます。

問題数は全部で310問で、ゾーン1、3は100問、ゾーン2は110問の出題、5択中1択を選ぶ 1問1答形式で、60%以上正解での合格となります。


ゾーン別問題数

2.参考書

薬ゼミが出している問題集のコアカリ・マスターと参考書の重要ポイント集を使って、苦手範囲を中心に重要ポイント集を読んでコアカリ・マスターを解いていました。それぞれの特徴をまとめました。

1.コアカリ・マスター

  1. 体系的な構成: 各テーマやトピックが体系的に整理されており、理解しやすい構成になっています。

  2. ポイントの強調: 非常に重要なポイントやテーマに焦点を当て、効果的な学習をサポートします。

  3. 図表や表: 複雑な概念を視覚的に理解しやすくするための図表や表が豊富に用意されています。

  4. 問題集の付属: 理解度を確認するための問題集が付属しており、学習の定着に役立ちます。

  5. 網羅性: 薬学の各分野における基本的な知識や重要な概念が包括的に載っています。

2.重要ポイント集

  1. 要点の抽出: テキストや講義の中から、特に重要なポイントやキーワードを抽出してまとめられています。

  2. シンプルな表現: 複雑な概念や理論を簡単な言葉でまとめてあります。

  3. カード形式や要約形式: 要点がカード形式や要約形式で提示されています。

  4. 関連性の強調: 各ポイントがどのように関連しているかが明確に示されており、全体像を把握しやすくなっています。

3.薬ゼミの対策プリント


ほとんどの大学では11月ごろに、薬ゼミの先生による直前講習があります。
(私の大学では、3日間 3科目 3講義のみありました。)

そこで触れられる内容は 頻出のため、必ず復習し、コアカリ・マスターで問題演習をしておきましょう。

3.範囲別CBT頻出度

CBTは、出る範囲の頻出度が異なります。頻出度が高い範囲で、苦手なものがあったら、そこを中心に勉強してみましょう。

ゾーン1

物理系薬学
1,分光分析
2,分析技術
3,容量分析

化学系薬学
1,アルケン・ジエン
2,有機ハロゲン
3,命名法

生物系薬学
1,人体・生体機能
2,生理活性物質・シグナル分子
3,糖・脂質・核酸

ゾーン2

病態・薬物治療
1,中枢神経系疾患
2,症候について
3,循環器系

情報系薬学
1,医薬品情報
2,患者情報
3,個別化医療

薬剤
1,粉体の性質
2,薬の剤形
3,分散系・レオロジー

ゾーン3

基本事項
1,薬害
2,コミュニケーション

社会と薬学
1,法規則
2,社会保障制度
3,地域と薬剤師

衛生薬学
1,化学物質の生体への影響
2,生活環境と健康
3,栄養

臨床薬学
1,チーム医療
2,安全管理
3,処方箋と調剤

4.勉強期間

私は週6でアルバイトをしていたので、CBTの勉強を始めたのは9月ごろでした。
主にコアカリ・マスターを解いて、間違えたところを重要ポイント集で確認し、どうしても覚えられないところをまとめるという方法を取っていました。
後期授業を受けていたため、衛生以外のゾーン3の内容はそこまで勉強しなくて済む状態でした。
しかし、薬理が苦手な私はゾーン2を3か月で身に付けるのはかなり大変でしたので、覚える形系が苦手な方は6か月前くらいから1日2ページ程度でも触れておくといいでしょう。
国家試験ではなく、1問1答方式なので、1年前からやりこむ必要はありません。
まずは4年生の前期のテスト勉強をしっかりやりましょう。
それが後々CBT勉強にもつながってきます。


いかがだったでしょうか。
不安はあると思いますが、4年生まで進級してきた皆さんなら、問題ありません。
186/310点が取れればいいので、みんなができていそうな範囲は落とさない意識で望めば大丈夫です。油断はせず、ビビりすぎず、4年生を過ごしてください。


最期まで読んでくださって、ありがとうございました。
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