海外で働くのは意外と簡単?

20代前半の頃、海外で働いたり学校に行ったりしてみたいなーと思っていました。かっこよさそうだし。。。
そのためには、なんとなく英語の勉強をしたほうが良さそうだなとは思っていましたが、実際何から始めればいいのか、海外で働いたり学校に行くのは本当に可能なのかというのは一切わかりませんでした。もし今からお伝えする情報を当時知っていたら、、、私の人生はかわっていたかもしれません。海外で働いてみたいけど英語もできないし絶対無理と思っている人も多いと思います。実は、海外で働くというのは意外と簡単なんです。もしかすると、みなさんも今すぐ海外で働くことができるかもしれません。全く英語ができない人でも、6ヶ月程度準備すれば誰でも海外で働けるのではないかと私の経験から思います。

私は日本生まれ日本育ちで英語が全くできなかった(大学の英語クラスは一番下のレベル)のですが、日本で外資系IT企業で働いた後、シンガポールに移住して米系IT企業で働いていました。「海外で働くためにはどれぐらいの英語力がいるか?」「そもそも何をしたらいいか?」などという質問をよく受けますので、まとめてみたいと思います。

まずはこちらをどうぞ。

海外で働くといっても、以下の4種類の環境があることがわかります。
 1)自社が日系企業で顧客が現地日系企業(駐在員に多いパターン1)
 2)自社が外資系企業で顧客が現地日系企業(稀だが、大規模外資系に多いパターン)
 3)自社が日系企業で顧客が現地非日系企業(駐在員に多いパターン2)
 4)自社が外資系企業で顧客が現地非日系企業(帰国子女や海外大学卒業生に多いパターン)

海外で働く日本人の方が多いのは、(1)と(3)のパターンかと思います。日本で入社し、駐在員として海外に派遣されるパターン。自分の会社は海外に人材を派遣していない、派遣していても自分は選ばれないから無理、などと思っていませんか?確かに(2)や(4)でいきなり海外の外資系企業で働くのはなかなかハードルが高いと思うのですが、(1)には社内で海外派遣される以外にもう一つのルートがあります。それは、「現地採用」です。

例えばIT企業の例だと、現地に進出している日系IT企業が多くの日系企業顧客を抱えていることが多くあります(企業によっては100%日系企業が顧客)。それらの企業は「現地採用」を多く行っていますが、実はあまり知られていません。例えば営業職の場合、彼らの顧客は多くが日系企業のため、あまり英語力が必要とされません(ゼロではないですが。。。)。また、現地在住の日本人はそもそも学校や仕事などの目的で来ているため採用の対象とならず、企業からすると採用するのがとても難しいのです。そのため、それらの企業は現在日本に住んでいる日本人を対象に採用活動を行なっています。また、もう一つ採用を難しくしている理由があります。それは、現地採用は本社からの派遣社員よりも「給与が低い」「家賃補助などがない」ということです。そのため、採用職種の仕事ができて、低い給与でもOKで、海外に移住したいという人がなかなか出てこないのです。

ここにチャンスがあります!
「今より低い給与」ということさえ受け入れることができれば、海外で働くことはさほど難しいことではないからです。なぜか。企業からすると、給与を例えば駐在員と同じレベルに上げることはかなり難しいことだと思います。そのため、採用する人材はどうしても期待するスキルよりも低い人材となってしまうことが多い様です。逆から考えると、ある程度のスキルがあり、今より低い給与を受け入れることさえできれば、採用される可能性が高い、ということです。いかがでしょうか?「低い給与」ということが受け入れられませんか?短期的に見るとそうかもしれませんが、中期的に見るとそうでもないのです。逆に今よりも高い給与が得られる可能性が高いです。

私の知人の例ですが、日本の日系企業を辞め、シンガポールの日系企業へ転職。2〜3年勤めた後にシンガポールの米系企業へ転職した方がいます。おそらく、シンガポールの日系企業へ転職した際は給与は下ったかと推測しますが、米系企業へ転職した際は大幅に給与アップしたのではないかと思います。また、海外で外資系で働くということも実現しています。また、別の知人は、海外の外資系で働きたいが、日本生まれ日本育ちで英語もあまり得意ではないため、日本の外資系企業を辞め、まずはロンドンの日系企業へ転職し、今後の転職の機会を伺っています。

確かに、全く英語ができない状態では海外への転職は難しいですが、6ヶ月程度基礎を勉強すれば誰でも十分なレベルになれるはずです。また、現地日系企業は採用に苦労しているため、思っているよりも簡単に転職が可能だと思います。

個人的には、海外で働いたり国際感覚を持った人がもっと増えるといいなと思っているので、チャレンジする人は全力で応援します!

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