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画像AI「Copilot」について

こんにちは♪ KemonoGirls編集長です。

昨今「AIの画像生成」や「画像AI」という言葉を耳にしたり、
SNSやPixivでAI画像を目にすることがあると思います。

AI画像を作ってみたいけど難しそう、ネットで調べてみたけど何から始めたらいいか分からない、お金がかかるのか心配、という方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方におすすめなのが、
無料で画像生成が楽しめる「Copilot(コパイロット)」です。
無料・広告なし・何度でも使えるので、画像生成に慣れる第一歩として
うってつけのAIです。これは私が初めて使用したAIでもあります。


副操縦士という意味の "Copilot"

CopilotはMicrosoftが作ったAIで、AIチャットや画像生成の機能を持っています。Microsoftアカウント(無料で作れます)があれば誰でも使用することが可能です。Windows10、Windows11には標準搭載されています。

使用方法

  • Windowsのスタートボタンを押して「Copilot」を検索する

  • ブラウザの「Edge」でMicrosoftにログイン

  • Google、Safariなどは「Bing」のページにてMicrosoftにログイン

  • CopilotのアプリにてMicrosoftにログイン


実際に生成してみましょう

画像生成では入力したテキストから、AIが要素を汲み取って自動的に画像を作ってくれます。このテキストのことを「プロンプト」といいます。

Copilotではプロンプトの入力の回数に制限があり、ブラウザでは5回、アプリでは30回までとなります。制限がかかると新しいトピックから始められますが、最初からやり直す形になります。

一般的にプロンプトとは「書き方」が存在し、どのAIでも基本的に英語で書かなければいけないのですが、Copilotのすごいところは日本語対応しているということ。つまり日本語でプロンプトを書くことができ、普通の会話のように書くこともできます。

では実際に、プロンプトを入力して画像を生成してみましょう。


ソファーに座る狐のイラスト

例えば「狐がリビングのソファーに座っているイラスト」という
プロンプトを書くと、このような画像が生成されます。

プロンプト:オレンジの毛並みの狐がリビングのソファーに座っているイラスト

一度に生成される画像は1〜4枚で、この枚数は自動的に決まるため、枚数を指定することはできません。書いたプロンプトを編集したり、追加したい要素を入力して、作った画像を踏襲して新たに生成することもできます。

例えばこのイラストを、リアルな写真のようにしたい場合、
「狐がリビングのソファーに座っているリアリスティックな写真」もしくは
リアリスティックな写真にして」と入力すると、こうなります。

プロンプト:オレンジの毛並みの狐がリビングのソファーに座っているリアリスティックな写真

フワフワでリアルなキツネが描かれました。この画像は、
キツネ・リビング・ソファーという要素を汲み取って生成されています。
これらの要素に色・形・表情などの詳細な内容を追記することもできます。

例えば…

プロンプト:オレンジの毛並みと青い目を持つ狐が、大きな窓から日の光が入る明るいリビングの青いソファーに座り、眠そうな顔をしているリアリスティックな写真

いかがでしょう。最初茶色だった狐の目は青くなり、窓からの日の光が強くなり、ソファーは青くなりました。先ほどまで無表情だった狐の顔も可愛らしく眠たそうな表情に変更されました。

プロンプトは詳細且つ簡潔であると想像した通りの結果になりやすい傾向があります。プロンプトが長すぎても生成はされますが、その場合、プロンプトの前の方に書かれている要素を優先して汲み取るようになります。
キャラクターを描きたい場合は、まずキャラクターの特徴(表情・髪型や髪の色・目の色・体型・服装など)を前の方に書き、その後ろに背景の詳細を書くと良いでしょう。

画像は保存可能

生成された各画像の右上にアイコンがあり、これをタップすると保存されます。保存先はBingのメニューにある「コレクション」になります。保存数に制限はないので何枚でも保存できます。

勿論、画像を個々にデスクトップに保存することも可能ですが、例えば日中にスマホアプリで画像を生成して、夜にまとめてデスクトップに保存する。
といった使い方ができます。

既存の画像で生成する "Reimage"

テキスト入力の他に、画像を追加して画像を生成することもできます。
追加した画像をAIが分析して、要素を汲み取って生成してくれます。
プロンプト(この場合は追加する画像の説明文)を書くことで、より正確に生成することが可能になります。


注意点・できないこと

使用上の注意点をご紹介します。また、作ることができない画像や無料版ではできないことがあります。

  1. Wi-fi環境推奨・夜は混雑するため制限がかかりやすい

  2. 暴力的、性的な画像は生成されない

  3. 有料版でのみできること

  4. 商用利用はグレーゾーン

  5. 版権キャラは生成可能

1. Wi-Fi環境推奨・夜は制限がかかりやすい

Copilotのみならず、スマホで画像AIを使用する場合は処理するために多くの通信を利用するため、Wi-Fi環境で生成しないとすぐに通信制限がかかります。それに際して充電も減りやすいです。また、夜は混雑するため制限がかかりやすく、生成が止まります。そうなると4〜5時間は間をあけないと再開されません。もし深夜に制限がかかってしまった場合は、その日は諦めて寝ちゃいましょう。朝になったら再開されるはずです。

2. 暴力的・性的な画像は生成されない

Copilotでは暴力的、性的な画像を生成することはできません。いわゆるR18指定の表現は全てNGです。直接的な内容のプロンプト、遠回しや言い換えた言葉であっても弾かれることがあります。例えば女性の体型については身長くらいなら指定できますが、胸の大きさや体つきなどの指定は不可、露出が多い服装も生成されにくいです。

3. 有料版でのみできること

有料版では生成する画像のサイズ(16:9などのアスペクト比)を指定でき、生成された画像の編集機能もあります。しかし、無料版で生成される画像のサイズは正方形のみとなり、Copilot上で編集はできません。

4. 商用利用はグレーゾーン

AI画像において避けては通れない話題でしょう。他のAIによっては利用規約に商用利用可能などの記載がありますが、Copilotの使用条件によると「本オンラインサービスを使用することは 〜中略〜 知的財産権、またはその他のデータの所有権をお客様に付与することにはならない※」とあります。私もはっきりとしたことは分かりませんが、商用利用はせず、非営利目的で利用する方が良いと思います。

※引用元:Copilot AI エクスペリエンスの使用条件

5. 版権キャラは生成可能

スーパーマリオやピカチュウといった有名なキャラクターであれば生成されます。私も試してみましたが、あまりにマニアックすぎると生成されませんでした。前述した通り所有権は付与されないので、扱う際は充分ご注意ください。


いかがでしたでしょうか。
今回はCopilotの概要と使用例などについてご紹介させていただきました。
AIに触れたことがないという方も、まずはCopilotでプロンプトの書き方を覚えたり、仕組みを理解するところから始めるのが良いと思います。

ちなみにCopilotはAIチャットでもあるので、検索ワードについてネットの情報から的確な答えをくれます。例えばあるワードをGoogleで検索して、複数のページを見てみたけど、よく分からないというご経験があるかと思います。そんな時はCopilotに聞いてみるのも良いでしょう。

プロンプトについてもCopilotに直接質問することができますので、
書く時のコツなど、どんどん聞いてみてくださいね。

また、先ほど "露出が多い服装は生成されにくい" と書きましたが、全く生成されないというわけではありません。実はプロンプトを工夫することで、 "生成されやすくする方法" があります。それについては別の記事でご紹介したいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました♪


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