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プロンプトについて

こんにちは♪ KemonoGirls編集長です。

前回は、初心者におすすめの画像AI「Copilot」についてご紹介しました。
画像を生成する際に欠かせないプロンプトについてもご紹介させていただきます。


プロンプト と ネガティブプロンプト

プロンプトには、描いてほしい要素を追加する通常の「プロンプト」と、
描いてほしくない要素を除外する「ネガティブプロンプト」の2種類があります。前回も記述しましたが、プロンプトとは簡潔且つ詳細であると
想像通りの画像を生成しやすい傾向があります。

通常のプロンプト

例えばキャラクターのAIイラストを生成したい場合、
プロンプトはこの順番で書くと良い結果が出ます。

  1. キャラクターの特徴

  2. ポーズ、背景の詳細

  3. スタイル、クオリティーについて

キャラクターの特徴を具体的に言うと、こんな感じです。

  • 表情

  • 髪型、髪の色

  • 瞳の色

  • 肌の色

  • 身長

  • 服装

表情は笑顔、悲しい顔、怒った顔など。髪の長さやヘアスタイルの名前。
服装は「○○の服」と書くか、トップス・ボトムス・靴などを細かく書くことも有効です。

背景の特徴はできる限り詳細に書くと良いですが、イメージがはっきりしない場合、最初にシンプルな背景を作り、そこに少しずつ特徴を追加していくと良いでしょう。

スタイルとは、アニメや絵画などの画風を指定できます。
更にクオリティーも指定できます。Copilotでは特に指定しなくても
高品質な絵を描いてくれますが、他のAIでは例えばストレートに
「高品質・傑作・4K・詳細な手・デリケートな目」を書くことが多いです。

ネガティブプロンプト

ネガティブプロンプトでは、描いてほしくないものを指定します。

例えば友人や家族に「犬の絵を描いて」とお願いしたとします。
いくら絵を描くのが苦手という人でも、犬の足を4本以上描いたり
目や頭をたくさん描く。なんてことはしないと思います。

通常なら描かないもの・描いたらおかしいものなどのエラーを、
ネガティブプロンプトとして追加してあげる必要があります。

最も多いのは、手足のエラーです。

手の形や指の数がおかしかったり、変なところから足が生えていたり、
腕が3本描かれたり、といったエラーがどのAIでも度々起こります。

キャラクターを生成する際によく追加するネガティブプロンプトは、
「低クオリティー・低画質・失敗・テキスト・ロゴマーク」などがあります。これらは毎回流用しつつ、他の要素を随時追加していきます。

余談ですが、手の描写が苦手なのは人もAIも同じです。私もそうでしたが、絵描きであれば「手を描くことは難しい」とよく言ったもので、イラストやデッサンを描く時でもよくある話題でした。


Copilotはネガティブプロンプトを追加できない

ここまでネガティブプロンプトについてご紹介しましたが、実は残念ながらCopilotにネガティブプロンプトを追加する機能はございません。

対処法としましては生成された画像に対して「腕を2本にして」や「○○は消して」など直接指定するしかありません。逆に言えば、
描きたくないものはプロンプトに書かないようにすると良いでしょう。


プロンプトの工夫

Copilotで、キャラクターの立ち姿のAIイラストを作りたいという時、
様々な障壁にぶつかると思います。

  • 全身を映したい・上半身だけ映したい(下半身は映さない)

  • 服装の色が他の服に移ってしまう

  • 露出度が高い服装が生成されない

全身を映したい ・ 上半身だけ映したい

Copilotで特に指定しない状態でキャラクターを生成すると、
上半身のみ、もしくは膝から上がよく描かれます。

キャラクターの全身を描きたいという時は、頭から足先まで見えるようにしたいので、帽子や靴の詳細を書くと良いでしょう。更に言えば、背景に重点を置き、背景の詳細を書くのも手です。視野を広くさせるので、キャラクターの全身が描かれやすくなります。

服装の色が他の服に移ってしまう

Copilotや他のAIでもごく稀に、例えば「白いコートと青いジーンズ」という服装を生成すると、色が上下で逆になったり、全身が白い服装になってしまうことがあります。これはAIが完璧ではないという側面があるため、この場合は色移りしないよう試行錯誤して、何度か繰り返し生成を行う必要があります。

ただし、服装に名前があるもの(学生服など)であれば、
色を指定しなくても想像通りに描いてくれる場合があります。
例)白いワイシャツ・黒いスカート → ワイシャツ・黒いスカート

露出度が高い服装が生成されない

前回、露出度が高い服装はNGということで生成されないと記述しました。
分かりやすいもので言うと、水着やビキニなどです。

そのままプロンプトに書いても生成されないので、その当時、
Copilotご本人に質問してみたところ「周りの環境の詳細をプロンプトに
書くことで、その環境に相応しい服装を生成できます」とのこと。

水着が相応しい環境といえば… 海とプールでしょう!

実験:リゾートホテルのプールサイドにいる水着を着た狐のイラスト

背景の細かいところをまとめた長文のプロンプトを書き、
最後の方に「水着」をちょこんと書き込んでみると、
それまで全く生成されなかったのが、急に生成されるようになりました。
環境を整えて周りから攻めていくことで難なく生成することができました。

ただし、あまり背景ばかりを書きすぎると、背景は綺麗になりますが、
キャラクターの顔が潰れたり、変な形に描かれることがありました。
試行錯誤を繰り返して、うまい具合に調整する必要があります。


今回は以上です。Copilotでは日本語はもちろん、英語でもプロンプトを書くことができますので、色々試してみると面白いと思います。

ぜひチャレンジしてみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございます。

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