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けもの道 02[2017春]

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狩猟専門誌『けもの道』の2017春号の有料記事をまとめてお得に読めるマガジンです。特集テーマは「春からはじめるエアライフル」。実践的知識や実際の狩猟レポートなど貴重な記事をお楽し…
『けもの道 2017春』のnote版有料記事4〜5本以上お読みになる場合は本マガジンをご購入いただ…
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#けもの道2017春

進め、ヌートリア道! 〜 実録エアライフル猟

“四つ足動物” ヌートリア猟のすすめ狩猟でいう “四つ足動物” と言えば、四足歩行する猪、鹿または熊というのが一般的だが、経験の浅い初心者猟師にはなかなか射獲のチャンスに恵まれない。仮に獲れたとしても、その個体の大きさから、回収には多大な労力が必要で、その後の剥皮や解体スペースを自宅に持ち合わせている猟師も少ない。 しかし、もっと小さく、労力が掛からずに狩猟ができる四つ足動物がヌートリアだ。 文・写真|佐茂規彦 ヌートアとは? ヌートリアによる生態系に関わる被害 …

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大物猟師の知らない世界 〜 アメリカンビーグルとウサギ猟

はじめに猪・鹿・熊猟に並ぶ、狩猟犬を使った獣猟。 それがウサギ猟だ。 古くから日本にはウサギが生息しており、同時にウサギを狩る術が伝承されて来たはずだが、現代猟師のうち何割の人がウサギ猟を目の当たりにしたことがあるだろうか? 今回は最強寒波が到来する中、大物猟師にとって神秘のベールに包まれたウサギ猟に密着した。 文・写真|佐茂規彦 ※記事中の「ウサギ」はすべて狩猟獣の「ノウサギ」を表しています。また、猟場保全の目的から取材先の地名・人物名・犬名は公表いたしておりま

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ハンターのためのマダニ媒介感染症講座

はじめにこれを読まれる多くの方は、マダニに咬まれた経験があるのかも知れません。 「特に何もなかったよ」とおっしゃると思いますが、これを読んだ後は「生きていて良かった」と思うかも知れません。 何故なら、致死率25%の病原体を保有するマダニが皆様の周辺にいる可能性があるからです。 また、飼い犬や猟犬がマダニを運んで来る可能性もあります。マダニ対策の重要性をご理解ください。 著者|前田健 山口大学共同獣医学部大学院 連合獣医学研究科中高温微生物研究センター ↓本稿とあわ

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僕のくくりわな的思考回路

文|千松信也 昨秋の狩りはキノコから去年の秋は例年に無いくらいの雨続きだった。普段なら、日本海に素潜りに行ってイシダイやキジハタを突き、川を下るモクズガニを狙う秋。猟期の直前まで、震えながら11月の川に入って、落ち鮎を巻き網で捕るというのが定番だ。しかし、昨秋はあまりの雨でほとんど海にも川にも行けなかった。 〈こんだけ雨が降ったらキノコはようけ出てるんちゃうかあ〉 猟欲が満たされず、欲求不満だった僕は、仕方なく去年の秋はひたすら山に入った。 僕はキノコに関しては全然

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食べよう! レッツ獣肉! ヌートリアとノウサギ料理編

なぜ狩猟をするのか? 獲物を美味しく食べることが、その答えのひとつ『けもの道』の取材で獲得したヌートリアおよびノウサギは、持ち帰って実食した。イノシシはもちろん、ヒヨドリもキジバトも、美味しくいただいた。 獲った獲物を美味しくいただいてこそ、狩猟活動は完結するといっても過言ではない。 お洒落なジビエ料理である必要はない。キレイに持って帰って、ただ食べる。ただし、美味しく食べる。それが狩猟をする目的の1つであり、獲得した動物に対する最大の供養になる。 今回は料理人の手に

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さよなら エゾシカフェ

東京の三軒茶屋に店を構えていた「エゾシカフェ」が2016年9月をもって、約6年の歴史に幕を降ろした。 週1日のオープンでありながら、ジビエ料理店のパイオニア的な存在であり、なかなか予約の取れない人気店だった。 そしてジビエブームが到来した今、閉店する理由とは? 「エゾシカフェ」オーナーシェフの石崎英治さんにインタビューを試みた。 取材|2016年9月 写真・文|安藤 “アン” 誠起 当時必要だったのは鹿肉を食感できる “ハコ” だった――そもそも、この「エゾシカフェ