軽井沢でクマとの共存を支えるヒトとイヌ 〜 本州ツキノワグマ対策最前線
日本有数の別荘地、長野県軽井沢町。日中、人々は都会の喧騒を忘れて豊かな自然に触れ合い、夜には涼しげな虫の鳴き声に包まれて深い眠りにつく。そしてその頃、ピッキオのメンバーと優秀なベアドッグによるクマの追払い活動が静かに始まる。
文・写真|佐茂規彦
ピッキオが取り組むツキノワグマ保護管理事業ピッキオ(picchio=イタリア語でキツツキの意味)は、軽井沢を拠点に野生動植物の調査研究および保全活動を行うとともに、自然の不思議を解き明かすエコツアーや環境教育を行っているエコツーリ