見出し画像

男はやっぱりイヤ

夫たち

前夫

歳上の方が付き合いやすいし、前夫は10歳歳上だった。
何も恋愛感情がなくて、流されるままにって感じで一緒にいた。
現夫も前夫もだ。
この2人には共通点がある。
・オタクだと言うこと。
・酒を飲むと性格が変わること。
・店の客(僕)を引っ掛けたこと。
・2人兄弟の兄
・高卒
・俳優に似ていること

なんか呪われてんの??って思うよ。
呪縛だな。
しかも、何も押し切られての結婚。
結婚なんかする気はなかった。
僕は結婚式をしたくない派だったので、その点では何も良かった。
前夫とはずーっと結婚していることを誰にも知られないようにしていた。
結婚していることが自体が恥ずかしかった。
当時、20歳だったし。
僕は自己肯定感が低いから、普通の人なら見せびらかしたくなるような夫だったのに、僕みたいなのと結婚してるって言ったら、みんな引くんじゃないかと思って黙ってた。
身長187cmで萩原聖人さんに似ていて仕事はアパレル関係で、って言うと普通なら自慢したくなるはずなんだけど、僕なんかとは釣り合わないから隠したい。
だからずっと黙ってた。

僕が26歳と8ヶ月の時にお別れして、もう20数年経つのに夢に出てきやがる。
未練なんか1nmもないのにいまだに夢に出てきやがるんだアイツは。
その後は顔を合わせることもない。
よく行くイベントで出展して知るけど、僕は無視することにしている。
あまりにも理不尽で身勝手な別れ方だった。
僕が学生の頃に勉強しつつ家事もやりって無茶なことさせておきながら、同じ職場で働いていた友達の嫁さんに横恋慕して略奪婚しやがったんだ。
最低の男だった。

お別れした後の話を聞いても、ひどいことを散々やって迷惑かけていたみたい。
僕の友達は経緯を知っていたから「アイツは気違いだ」と断言していた(笑)。

現夫

現夫とは前にも書いたけど、バイクの免許を取って、欲しかったバイクの納車日の次の日に立ちゴケ(バイクが止まっている状態で、バイクを倒してしまうこと)して、レッカーしに来てくれたお店の整備士だった。
折れたクラッチレバーを取り替えてくれただけでなく、その日お店のピット(作業場)にあった黒いKATANAのカウルと僕が乗ってたシルバーのカウルを取り替えてくれた。(有償で)
憧れの黒KATANA。
嬉しかった。
そのまま僕と夫ともう1人の整備士のAくんと3人で深夜に江ノ島まで走りに行った。
鎌倉のワインディングロードを抜け、片側1車線の細い海沿いの道を走る。
江ノ島に着いたのは1時くらいだった。
缶コーヒーを飲みながらタバコを吸いながら談笑して、来た道を帰った。
2月1日のことだった。
2月といえばバレンタインデー。
ちょくちょくお店に遊びに行くようになり、男の子3人と社長の4人だからチョコレートを差し入れしようと思った。
「チョレート欲しい人いる?」
と訊くと夫が
「欲しいです!」
と返してきた。
だったら一箱と大きいの一箱でいいかと思い、GODIVAでチョコレートを買い、配った。
そこから夫の猛アタックが来るようになる。
その頃、僕は自分の会社の経営と番組制作をしてたので、暇がなかった。
でも、お店の男の子の1人から
「○○はこの辺が地元じゃないんで、友達になってやって下さい」
と進言があり、Aくんと3人で一緒に遊ぶようになった。
そのうち何度かデートの誘いがあり、空いている時間にデートした。
僕は友達だから一緒にごはん食べに行くのも苦ではなかった。
夫は当時、顔は岡田義徳さんに似ていて、背は低かったけどいい声をしていて、まーまーな感じだった。
しかし、3歳歳下と言うこともあり話が噛み合わない。
ジェネレーションギャップだ。
それを意に介さずアプローチがあった。

僕の30歳の誕生日をサプライズでお祝いしてくれた。
なんていい友達!
たまたま弟がパティシエだったのだ。
フルーツ沢山の大きなケーキ。
すごく嬉しかった。
その弟は去年の9月に膵臓癌で亡くなったのだが…。
僕は友達として接していたけど、夫は彼氏になっているつもりになっていた。
大きな誤算だ。
友達だけどセックスはする。
「したいならどうぞ」と僕は身体を提供する。
僕は何もしない、マグロだ。
それは前にも書いた。
そうこうしているうちに妊娠が発覚。
shotgun marriage
やられたー😵‍💫
僕の人生の大大大誤算!
僕には家族も親族もいなかったから、夫の両親と叔父家族に挨拶に行き、他の親戚にもハガキで挨拶状を送った。
実は夫の弟夫婦もshotgun marriageで兄弟揃って癖が悪い。

夫はある時から晩酌をするようになった。
これがまた癖が悪くて、たった2L(500ml×4)で酩酊してしまう。
すると愚痴が始まり、やがては僕の人格否定をし始めるのだ。
夫はコンプレックスの塊のような男で、非常に情けないところがある。
僕は素面なら付き合えるが、酩酊し始めると自室に籠る。
面倒臭いのだ。
僕の人格否定だけならまだしも、僕の友達の否定までするようになると我慢ならない。
離婚届を全部記入して渡したこともある。
離婚には応じてもらえていない。

気骨のある男はおらんのかい?

女々しい奴ばかりを相手にして来たので、気骨のある男と男同士、仲良くなりたい。
横恋慕とモラハラ。
最低ばっかじゃん!
僕からアプローチをしていない。
出来損ないの男とばっかり出会ってしまうなら、1人で引きこもっていた方がマシだった。
僕は恋愛感情が欠落しているから出来損ないばかりにアプローチされるのか?
今となっては何を言ったってどうにもならないことなんだけど、1人でいたかった。
1人はいい。
できるなら1人になりたい。
男が家庭に2人もいらないのだ。
なんとかならんもんかな、これは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?