テイルズ オブ ジ アビス (PS2版)

※本記事は、作品プレイ当時にXへ投稿した文章の転記です

(2024年1月10日)
今日から テイルズ オブ ジ アビス (PS2版)

(2024年1月16日)
テイルズ オブ ジ アビス は昨日時点でデオ峠を越えたところまで。
寝ながら今後のストーリーについて考えていたら、とんでもなくダークな妄想に行き着いてしまった。途中までは合っていると思うが、もしも全部予想通りだったらかなり辛いので、さすがに考え過ぎであれと願いながら今日も進める。

(2024年1月28日)
テイルズ オブ ジ アビス は降下完了まで。
激熱展開の連続を目にしてすっかり終盤の心地でしたが、そうではなかった。過去作で言うところのデスティニーみたいなシナリオ構成ということか。この手の展開は、これからどういう変化が起こるかワクワクもするしざわざわもしますね :)

(2024年2月1日)
テイルズ オブ ジ アビス は宝珠まで。大泣き。

(2024年2月6日)
テイルズ オブ ジ アビス をクリアしました。
こんなにも登場人物に思いを馳せるとは、初めの頃は夢にも思わなかった。

序盤でまず印象的だったのが、シリーズで過去一番?パーティーの雰囲気がギスギスしていたことです^o^ ほぼ全ての言動が憎まれ口とふて腐れとだったルークは言うに及ばず、ガイを除く全員がひと癖ある面々だったので、繰り広げられる皮肉・悪口・捨て台詞の応酬にハラハラしっぱなしでした。これ、もしも主人公が真っ直ぐな好青年タイプで、あれらの棘を一身に受ける構図だったとしたらかなりキツく見えていたかもしれないところ、主人公もあのわがままキャラだったお陰で何とこれが賑やか騒がし口喧嘩パーティーという成立の仕方をしていたというのが奇跡だなと思いました^o^
いやしかし、ルークの尖った性格が故に、今作の序盤は主人公に感情移入できていなかったのですが、これは周囲の人間からに留まらずプレイヤーからもルークを孤立させる狙いだったのだろうか。主人公を嫌わせることで、あのアクゼリュスの時点において真の孤独を完成させる演出、なのだとしたらこれはとんでもなく凄い。深読みかもしれませんが。

そんな、ルークのことを見放させようとしていた(かもしれなかった)アクゼリュスまでの展開の中でしかし私は、ルークに訪れ得るこれからの展開を憂えていたりしました。それがこちら↓

寝ながら今後のストーリーについて考えていたら、とんでもなくダークな妄想に行き着いてしまった。途中までは合っていると思うが、もしも全部予想通りだったらかなり辛いので、さすがに考え過ぎであれと願いながら今日も進める。

私はあの時点で、こんな感じの展開を想像していました。

  • アッシュがルークのコピーなのではなくて、ルークがアッシュのコピーなのではないか

  • だとすると、ヴァン師匠が誘拐したのはアッシュだったことになる(ここまで正解)。ではその目的は?

  • アッシュをキムラスカの束縛やマルクトの野望といった枷から解き放つために連れ出したのでは? その後、英雄になる年齢に達したアッシュを公爵跡取りの地位へと返らせようとしているのでは? ルークを亡命させようとしているのは、身代わりとしてお役御免になったからでは?

  • つまりルークは「7年間軟禁されて捨てられるため」に生み出された…?

ここまで想像したところで、パッケージ裏に書かれている
「俺はどうして生まれたんだろう。何のために生きているんだろう。」
を見るとこれがあまりにも悲痛で、私は概ねこの頃からルークに感情移入し始めたのでした。
結局、物語はこの想像から大きく外れていくのですが、外した中で「アッシュはファブレ家に戻ろうと画策している訳でない」ことは、ルークのことを案じ始めていた私にとっての大きな救いになっていました。最終的にどう決着するか今はまだ分からないけど、少なくとも今すぐ天涯孤独にはならなかったことが。師匠には裏切られたけど、アッシュと結託していた訳じゃなくアッシュもまた師匠に噛み付いていたことが。アッシュって単なる「宿命のライバル」的立ち位置のキャラじゃなく、もっと重大な役割を担うキャラなのかと予感し始めたのもこの頃。その後アッシュがバチカル脱出を援護してくれた辺りで私の予感は確信となり、と同時に「ああ、ルークにとってもアッシュはいずれ大きな存在になっていくんだな」と想像できて、つまりルークの心情が後追いで私の心情と重なっていく形になって、非常に熱いものを感じましたね :)

アクゼリュスの一件を境に、登場人物たちの関係性は急激に変わっていきますが、出会った当初のギスギス集団だったころを知る者としては、絆が育まれていくのを見てしみじみしなかったはずがありません。特に良かったのがガイです。父親の形見を返してもらうイベントが。あんなにも重い過去、ファブレ家への遺恨、スパイ疑惑、あと「いつか離反するんじゃないか」と邪推してしまった私の個人的事情、それらのしがらみや壁を全部乗り越えて真に揺るがない信頼へ到達したと確信できたあのシーンにはかなりの感慨がありました。あれはぜひボイス付きで聞きたかったー。

そしてやはり、障気消滅を決行するか決心を固めるシーンですよ。これがあの、衝突しかしてなかった者たちの辿り着いた地点かと。あそこで熱い言葉をぶつけてくれるガイがこれまた刺さりました。あと現実だけをしっかり見つめてルークたちの静止を突っぱねたアッシュの言葉も。あれは泣く。その流れからのレムの塔で大泣きだったのは以前に呟いた通り。最後まで説得しようとするナタリアとティア、それを静止しながらも「馬鹿野郎!」と叫ぶガイ、感謝の言葉を残して剣を突き立てるルーク、アッシュの援護。極限の状態にある皆の思いが爆発するのを見て私の感情も爆発してました。

ルークとアッシュの終着点はどう捉えたらいいか…2人の人となりを知れば知るほど、そのどちらにも幸せになってほしかったので、まずあの「最後に戦って決着を付けることに固執せざるを得なかった」のが熱くもあり悲しくもあり…。「今度はアッシュが自立する番だ」というガイの言葉もありましたけど、アッシュにも譲れない一線がきっとあったのだろうと思うと、アッシュ側のこの7年の物語も詳しく知りたくなりますね。
そしてラストカットは…ルークとアッシュが一体化して、アッシュのお陰で音素乖離もなくなり生還した、と解釈しましたがこれはどのくらい合っているのかな。ルークの表情がちょっと精悍な感じに見えたのと、シェリダンで見たスター絡みの小イベント(ああいう重大事項が任意イベントでポロッと語られたりするから本作は油断ならん!)からそう想像しましたが、公式の正解を知りたい。

あともう一つ、これだけは言っておかねばなりません。ラスボスを倒したあと、エンドロール前の最後のセリフがテキスト表示されてませんでしたね! あれめちゃめちゃ良かったですよね! テキスト表示されてないということはあれはもちろんルークに届いてはないんだろうけど、私はあの時、ルークも画面奥で同じ一言を呟いてたんじゃないかと思いました! えぇえぇ! そのことだけここに書き残しておきます!^o^

さてクリアはしたのですが、心残りもまだ随分あります。惑星譜術、古文書、ワールドマップ上の不可侵領域、ソーサラーリング第3の力…これだけやり残しが多いと、別ENDレベルの隠し玉が実は存在する…? などと考えたりも。この辺りは攻略本を解禁して満足の行くまでプレイしようと思います :)

本作のゲームオーバー回数は1回! ラスダンのあのタイマン戦にて。シリーズ初の全滅0回の夢は惜しくも散った…「正々堂々アイテムを使わず勝ちたい」などと思わなければよかった…なお再戦時は普通にグミのお世話になって倒しましたとさ^o^

(2024年2月11日)
テイルズ オブ ジ アビス の攻略本を読みまして、前述の心残り要素と、その他いくつかの取りこぼしサブイベントを見て1周目完!としました。
攻略本を読んで驚愕したのが、期間限定で見逃したイベントが大量にあったこと…コンタミネーション絡みの話とセシル⇔フリングスの話は見ておきたかったー!

#ゲーム感想 #テイルズ #テイルズオブ

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