トライアングルストラテジー
※本記事は、作品プレイ当時にXへ投稿した文章の転記です
(2022年3月4日)
今日から トライアングルストラテジー
(2022年3月19日)
トライアングルストラテジーをクリア。近年プレイした作品の中で最も悶えた作品でした。「劇中の重要な選択を仲間との投票によって決断し物語が分岐する」というシステムと向き合うにあたり、
メタ読みはしない
「ゲームなのだからどの分岐を選んでもある程度は話が合流するだろう」みたいな推測
「ゲームなのだから勝ち目の薄い選択に賭けてもそれなりに良い着地点へ向かうだろう」みたいな推測
生き残ること(一族の存続)を常に優先
セーブは絶対に分けない
を課してプレイしたのですが…
その決意で臨んだ本作がそれはそれは重い。そして重たい物語が大好きな私にそれはそれは刺さる。過酷な状況で決断を強いられる。辛い。時に自分の正義と反する決断を迫られる。苦しい。断腸の思いで選びたくもない道へ進んだのに、それで境遇が好転するどころかあっさりとより一層追いつめられる。
しかもそれら展開はすべて「自分が選び取った道」なので、責任を他に押し付けて心の逃げ場を作ることができない。もう話を進めるのもしんどい。11話なんてことさらにしんどい。シミュレーションバトルに頭を使うことよりも、話を飲み込むことの方によっぽどぐったりするという格別の時間でした。
なお本作はマルチエンド形式と思われますが、私は「足跡」画面で言う一番上のエンドに辿り着きました。他エンドの内容は不明ながら割かしグッドエンドなのでは…ないか…? と思っています。少なくとも、しっかり納得して飲み下せる結末でした。時期未定ですが、他ルートも見ていきたいですね :)
(2022年3月27日)
トライアングルストラテジーの攻略本が4/1発売とのことで、そこまで熱を高め続けていくべく結局もう2周目を始めていますが、これ本当やって良かった。1周目と異なる選択をするのはもちろん、1周目で取りこぼした各キャラの挿話が良い話ぞろいで。特にベネディクト絡みの話が涙腺に響きます。好きです。
(2022年3月30日)
トライアングルストラテジー2周目をクリア(「静かな~」エンド)。感情移入しまくって物語を進めるのにとてつもなく気力を使いしんどく楽しんだ1周目に対し、この周は「違うルートを選ぼう」というシステム的な視点により物語を俯瞰から眺めることができ、本作を娯楽として楽しんだプレイでした。
一方、1周目にも増して難度の上がったバトルは険しかった…そもそも私はシミュレーションバトルへの適性に欠ける人間ではあるのですが、ほぼ全編「これ本当にNormal難度なの?^o^」と思っていました。全バトル死者0で何か貰えるようですが、どう立ち回ればそんなことが可能なのか想像も付かん^o^
あとは何と言っても、ベネディクトの存在が心に響くのなんの。1周目の終盤を見てからの2周目序盤との差が既に泣けるし、今回進んだ「静かな~」エンドに至るまでのやり取りも泣ける。まだ見てないルートでも重要な立ち位置になるキャラのはずなので、いずれ3周目もやらなければと思っています :)
(2024年2月24日)
トライアングルストラテジー3周目をクリアしました(「世の罪~」エンド)。
過去2周で選ばなかった=私が最も遠ざけていた選択肢で、最も多くの人々が心穏やかに暮らせる世になったというのが何とも皮肉。大多数の民の立場から言うとグッドエンドと言えそうだが…
……いやでもあの国に対して膝を折ったっていうのがね! 本編11話の投票に本気で一晩悩まされだ私としては! やはり認めたくない思いもあるのでした^o^
これにて3ルートの結末を見ましたが、個人的な納得感が一番強かったのはやはり1周目に選んだルート(「道は~」エンド)でしたね :)
あと、袂を分かったキャラのその後が伝聞でのみ明かされるという演出も、ノゼリアの闇がかえって強く感じられるようで、想像を膨らませられる良い(そしてあまりに容赦ない)終わり方だったと思いました。幸せになってほしいが、そうはならないんだろうな。この非情さこそが本作の魅力でもある。
さて、あとは4周目にとっておいた隠しルートを残すのみです。必ずやらなければね :)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?