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台湾向け越境ECビジネスを始めましょう!

• 台湾向け越境ECビジネスを始める方法を3つ詳しく解説していきます。

1. 自社サイトを多言語・多通貨化する
世界の国々のユーザーが使いやすいように、さまざまな言語や通貨に対応できるようサイトを構築します。この方法のメリットは、自社で独自の方針を決められることにあります。決済方法や配送システムから、プロモーション戦略まで自由度の高い選択をすることができます。デメリットは、自社サイトを多言語・多通貨化するための費用と時間がかかってしまうことです。どうしても初期コストが高くなってしまうため、ある程度の資金力が必要になります。

2. 購入代行業者を使って商品を販売する
自社サイトを多言語化しなくても、代行業者が顧客に代わって注文や決済をしてくれます。まず海外の顧客が日本にあるECサイトで欲しい商品を探します。次に目当ての商品を代行業者に伝える、もしくは代行業者が用意している商品ページで注文します。最後に代行業者が、海外の購入者に向けて商品を発送するという流れになるのがほとんどです。
この方法のメリットは、多言語化・多通貨化の部分を代行業者が担ってくれることです。初期費用を圧倒的に低く抑えることができます。


3. 海外のECプラットフォーマーに出店する
すでに構築されているECプラットフォーマーに出店するため、初期の段階から集客しやすいというメリットがあります。また、ECプラットフォーマーで決済方法や配送方法が用意されていることが多く、システムを間借りすることも可能です。ただし、出店するためには自社で多言語化、商品の海外発送、カスタマーサポート設置などを行わなければいけません。また、ECプラットフォーマーへの出店料や手数料を支払うことがほとんどです。

• 台湾の主要なECプラットフォーマーを紹介します。

PChome
台湾では170万点以上のアイテムを取り扱う最大規模のECプラットフォームです。他社に先駆けて自社倉庫を構え、注文から24時間以内配送を実現できます。複数の形態のECサイトを運営しており、BtoCは「PChome購物中心」、24時間以内配送の「PChome24h購物」、モール型の「PChome商店街」などを展開しています。ただし、出店には現地法人が必要となっており、日本企業は、代理店や商社を通じての出店が主流となります。

Momo
富邦銀行をはじめとした富邦グループを形成する台湾財閥の一つである、富邦媒體科技股份有限公司が運営するECプラットフォームです。ECプラットフォーム以外にカタログ通販、TVショッピングのチャネルを持ち、主に女性をターゲットとしています。ファッション関連の商品に強く、多くの日本アパレル企業も注目しています。

Yahoo!奇摩購物中心
台湾版Yahoo!(Yahoo!奇摩)。台北市内は注文から8時間以内に配達、その他は24時間以内配送を実施しているのが特徴です。日本人にも馴染みがある企業名なので、比較的安心して利用できると思います。

博客來
台湾で独自ドメインのECサイトを展開する大手EC企業の1つ、台湾版Amazonとも呼ばれています。1996年設立で、オンライン書店からスタートした背景があるため、文化的なキュレーション力で多くのユーザーの信頼を得ています。もともと本屋だったというバックボーンを生かし、編集力を活用して商品ごとのプロモーションを行っています。売上高の約9割が台湾国内からで、残り1割が台湾国外。香港などのアジア市場で利用されています。

• まとめ
今回は台湾に越境ECビジネスを始める方法について解説していきました。日本企業の越境EC参入国としてとても魅力な台湾、EC普及が進んでいることもあり、現地ではECプラットフォームが多数競合しており、その個性もさまざまです。また、日本と台湾は近いとは言え、文化や歴史、価値観には大きな差があります。例えば、決済方法ひとつを取っても、日本とは違いコンビニで支払う人がとても多いです。このように、台湾人ならではの行動をしっかりと理解して、越境ECビジネスを始めましょう。

ライター:Anna
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