ご報告「あさひのてらすの詩のてらす」への11月投稿分が12月に講評を戴きました。
HP「あさひのてらすの詩のてらす」より
初霜が降り始めるはずの季節の11篇(23年11月)
「限界集落の祭り」
草笛 螢夢作
祭りの神輿が
村を練り廻る
五穀豊穣の奉納の
舞の祭囃子の
音と笑い声
何時の頃からか ※
持ち上げている神輿は
氏子の人間のはずが
地面から神々が
神輿を担いでいる様に
見えたのは私の錯覚か? ▲
この時期になると ※
遠くから聞こえたはずの
賑やかだった人々の賑う声が
耳から鳴り止まず
母にせがむ綿飴のあの味が
思い出される
第44回の作品への講評
・千石英世[先生]より ※
話題がリアルでいいですね。何度か繰り返し読み、何度目かには、2連目1行目「何時の頃からか」をスキップして読んでみました。そうすると「限界集落」の現状がすっと伝わってきたような気がしました。当方の読み間違いかもしれませんが、いかがでしょうか。3連目「この時期になると」も同様におもいました。
・平石貴樹[先生]より
「神々が/神輿を担いでいる」ところ、もうすこし展開がほしかったです。
・渡辺信二[先生]より ▲
地面から神々、の姿が見えるのか。良いですね。たぶん、「私の錯覚か?」(11行目)といった自意識を出さない方が、この詩としては、効果が高まります。
私の講評をいただいた感想は
■ここに講評で指摘されている所、納得します。客観的な意見って大切ですね。そして、まだまだ、詩って奥が深いですね。励まないと!
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