薪について考えてみる
最近、あちこちで薪ストーブを見ますが、
林業に関わることで素朴な疑問が湧いてきたので、
今回は薪ストーブの燃料である薪についえ考えてみたいと思います。
薪の需要が増えたことで雑木林が伐採されまくっている
薪ストーブに必須なのは薪ですね。
この薪はもちろん自然の山の中から切り出されています。
日本では過去に人工的に雑木林を切り倒して、
住宅の建材となるスギ・ヒノキをたくさん植えました。
木材を使用した家がたくさん建ち、
木材の値段も高く、
山間の集落では主要産業でした。
しかし、海外から安い建材を輸入したり、
木材を張り合わせた材料などが主流になっていくにつれて、
だんだんと木材の価値が下がってしまいました。
機械化が進み昔に比べて木材の搬出・運搬・製材もスピーディーとなり、
生産能力は上がりましたが、
需要が減ることで値段が下がったのです。
そこで薪ストーブのブーム
林業でスギやヒノキを木を切っているだけでは薄利です。
そこで薪を販売する業者が増えてきました。
雨の日や冬の仕事として薪の販売はもってこいです。
薪にはスギ・ヒノキなどの木は不向きです。
向いているのは代表的なものでコナラ・クヌギです。
現在、これらが次々と山から切り出されています。
直径30㎝の木であれば40年程成長に必要です。
スギやヒノキを植えるために切り倒された雑木が、
現在は貴重になっています。
豊かになるために植えた木で花粉症が増えました。
薪ストーブの普及で山から雑木が減っています。
木のサイクルを止めないためには、
使用した分の木を植えることが必要なのではないでしょうか?
ということで、
個人的に木を植える活動を始めてみようと思います☆
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